精選版 日本国語大辞典 「二」の意味・読み・例文・類語
ふた【二】
※年中行事秘抄(12C末)鎮魂祭歌「一(ひと)二(フタ)三(み)四(よ)五(いつ)六(むに)七(なな)八(や)九(ここの)十(たりや)」
[2] 〘語素〙
① 二つ。名詞・助数詞の前に直接付けて用いる。聞き違いを防ぐために漢語の「二(に)」の代わりに用いることもある。「二皿(ふたさら)」「二棟(ふたむね)」「二重(ふたえ)」「一〇二円(ひゃくふたえん)」
※後撰(951‐953頃)夏・一七八「玉匣あけつるほどのほととぎすただふたこゑもなきてこし哉〈よみ人しらず〉」
③ 「ふたの(二幅)②」の略。
ふう【二】
〘名〙 (「ふ(二)」の変化した語) 物の数を、声に出して順に唱えながら数えるときの二。ふた。
ふ【二】
〘名〙 (「ふた(二)」の変化した語) 物の数を、声に出して唱えながら数えるときの二。ふう。〔名語記(1275)〕
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