可愛らしい(読み)カワイラシイ

デジタル大辞泉 「可愛らしい」の意味・読み・例文・類語

かわい‐らし・い〔かはい‐〕【可▽愛らしい】

[形][文]かはいら・し[シク]《「かわゆらしい」の音変化》
1 子供らしい無邪気さや見た目の好ましさで、人をほほえませるようなさま。「―・い口もと」
2 小さくて愛らしい。「指先ほどの―・い魚」
[派生]かわいらしげ[形動]かわいらしさ[名]
[類語]愛愛しい・かわいい・愛おしい・愛しい・愛らしい・愛くるしい・あどけない・いじらしい・しおらしい・めんこい・可憐かれん・キュート・いたいけ・しとやか・ほほえましい・ほおえましい・ほのぼの・ほんわか・愛嬌あいきょう・愛想あいそ・なごむ・なごやか・憎めない・チャーミング・癒やし系・癒やす・ラブリー・がんぜない・いとけない・やわらか・やわらかい・柔軟・軟化・しなやか・軟質・軟弱・柔い・やんわり・ソフト・マイルド・まろやか・穏やか・穏便・穏当・紳士的・婉曲えんきょく・甘美・快美・当たらず触らず・物柔らか・曖昧・ほどほど・控え目・ぼかす・ぼやかす・ぼやける・うやむや・メロー・柔和・温厚・温和・穏健・まったり・丸い・ゆるやか・軟調・やわ・ふにゃふにゃ・ふわふわ・しなしな・ふんわり・ふっくら・ぷよぷよ・しなう・しとやか・もちもち・とろとろ・ふくよか・しんなり・嫋嫋じょうじょう・なよやか・なよなよ・おおらか・大様おおよう・ハートフル・にこやか・ノンシャラン・緩い・緩める・円満・綽然しゃくぜん・ねんごろ

かわゆ‐らし・い〔かはゆ‐〕【可▽愛らしい】

[形][文]かはゆら・し[シク]かわいらしい。
「娘フリイダの、小鳥の囀るような、―・い声を聞いて」〈鴎外・青年〉
[類語]愛愛しい・かわいい・愛おしい・愛しい・愛らしい・愛くるしい・あどけない・いじらしい・しおらしい・めんこい・可憐かれん・キュート・いたいけ・しとやか・かわいらしい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「可愛らしい」の意味・読み・例文・類語

かわい‐らし・いかはい‥【可愛らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]かはいらし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「かわゆらしい」の変化した語 )
  2. ① 美しさ、子どもらしさなどで、いかにも愛らしく感じられるさまである。かわゆらしい。かあいらしい。
    1. [初出の実例]「ひとつは物越(ものごし)程可愛(カハヒラシキ)はなし」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)一)
    2. 「かはひらしいかほ付き」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上)
  3. ② 小ささ、少なさなどで、ほほえましく感じられるさまである。かわゆらしい。
    1. [初出の実例]「人のならぬ事をせんと、或時、雪のかはいらしく降る日帰るを」(出典:浮世草子・好色一代男(1682)四)

可愛らしいの語誌

中世末から近世初頭に成立した語。当初は「かわゆらし」「かわいらし」が併存。「らしい」と類義の接尾語「そう」のついた「かわいそう」は不憫なさまの意、「かわいらしい」は愛らしいさまの意というように意味領域を分担している。同じく類義の接尾語「げ」のついた「かわいげ」は、近世後半では「かわいげがある」のようにもっぱら体言として用いられる。→「かわゆい(可愛)」の語誌。

可愛らしいの派生語

かわいらし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

可愛らしいの派生語

かわいらし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

かわゆ‐らし・いかはゆ‥【可愛らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]かはゆらし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らしい」は接尾語 ) =かわいらしい(可愛━)
    1. [初出の実例]「目もとにくらゐあり心あいかはゆらし」(出典:評判記・剥野老(1662)瀬川蔵人)
    2. 「顔いろあどけなくもかわゆらし」(出典:人情本・春色恵の花(1836)初)

かあい‐らし・い【可愛らしい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「かわいらしい」の変化した語 ) 美しさ、子供らしさ、小ささなどで、いかにも愛らしく感じられるさま。かわいらしい。
    1. [初出の実例]「かあひらしいは与右衛門めおと」(出典:浮世草子・当世乙女織(1706)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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