デジタル大辞泉
「服」の意味・読み・例文・類語
ぶく【▽服】
1 喪服。喪衣。服衣。
「―などはあからさまに出でて着給へかし」〈宇津保・あて宮〉
2 喪に服すこと。また、その期間。喪。服喪。
「御―、母方は三月こそはとて」〈源・紅葉賀〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ふく【服】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① ころも。着物。衣服。
- [初出の実例]「於レ是高斉徳等八人並授二正六位上一。賜二当色服一」(出典:続日本紀‐神亀五年(728)正月甲寅)
- 「草を以て服とし、菓を拾て食とせり」(出典:今昔物語集(1120頃か)五)
- [その他の文献]〔春秋左伝‐僖公二四年〕
- ② ( 和服を着物というのに対していう ) 「ようふく(洋服)」の略。
- [初出の実例]「今日は御出勤になりますか。服をだしませうか」(出典:妹と背かゞみ(1886)〈坪内逍遙〉一六)
- [ 2 ] 〘 接尾語 〙 ( 「服」は飲む意。上にくる語によって「ぷく」となる )
- ① 茶・薬・煙草などの、飲む回数を数えるのに用いる語。
- [初出の実例]「道誉又我宿所に七所を粧(かざっ)て、七番菜(さい)を調へ、七百種の課物(かけもの)を積み、七十服の本非の茶を呑べき由を申て」(出典:太平記(14C後)三六)
- ② 粉薬の一包みなど、一回で飲む量を単位としていう語。→一服(いっぷく)。〔庾信‐燕歌〕
服の補助注記
「服」の音は古く「ぶく」で、喪服あるいは喪に服することについては、後世でも「ぶく」と慣用される。→ぶく(服)
ぶく【服】
- 〘 名詞 〙
- ① 喪中の人が着るきもの。もぎぬ。喪服。服衣(ぶくえ)。
- [初出の実例]「太上天皇崩。〈略〉冝二天下著レ服六月乃釈一」(出典:続日本紀‐天応元年(781)一二月丁未)
- ② 喪にこもること。また、その期間。喪中。服喪。
- [初出の実例]「天下挙哀。服限二一年一」(出典:続日本紀‐宝亀元年(770)八月乙未)
- 「諒闇のあひだにははのぶくになりて」(出典:貫之集(945頃)九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「服」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の服の言及
【忌服】より
…服忌ともいい,死が発生してのち一定期間,喪服(凶服)を着て家に忌みこもること。〈忌〉は死のけがれにより家に謹慎することであり,〈服〉とはもと素服(そぶく)を着ることである。…
※「服」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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