江戸時代(年表)(読み)えどじだいねんぴょう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

政治


1600(慶長5)9月 関ヶ原の戦い
1603(慶長8)2月 徳川家康、江戸幕府を開く。3月 江戸下町の建設開始。郷村掟を定める。4月 長崎奉行設置
1605(慶長10)3月 家康、朝鮮国使を引見する
1607(慶長12)2月 家康、駿府城に移る(江戸・駿府両政権時代。~1616)
1609(慶長14)2月 島津家久、琉球に出兵。7月 オランダに貿易許可。平戸に商館設置
1613(慶長18)6月 公家衆法度、勅許紫衣・諸寺入院の法度を定める
1614(慶長19)10月 大坂冬の陣
1615(元和1)4月 大坂夏の陣。閏6月 一国一城令。7月 武家諸法度・禁中並公家諸法度(禁中并公家中諸法度)・諸宗本山本寺の諸法度を制定
1617(元和3)2月 家康、東照大権現の神号を受く
1621(元和7)7月 日本人の海外渡航・武器輸出など禁止
1626(寛永3)閏4月 人身売買禁止。12月 布類の尺度規則制定
1629(寛永6)5月 紫衣事件。9月 武家諸法度を改定
1631(寛永8)6月 海外渡航船に奉書交付を定める
1633(寛永10)2月 第一次鎖国令。3月 六人衆を置く
1634(寛永11)6月 家光上洛、このころから寛永政治の時代始まる(~1651)
1635(寛永12)6月 武家諸法度改定。参勤交代制確立。11月 寺社奉行設置。12月 評定所の条規を制定
1637(寛永14)10月 島原・天草一揆起こる
1638(寛永15)2月 原城陥落。11月 大老職設置
1639(寛永16)7月 鎖国制完成
1641(寛永18)4月 オランダ商館を長崎出島に移す
1643(寛永20)3月 田畑永代売買禁止令
1644(正保1)12月 国絵図、郷帳をつくらせる
1648(慶安1)2月 江戸市中諸法度を定める
1649(慶安2)2月 慶安御触書・検地条目制定
1651(慶安4)7月 慶安事件
1652(承応1)9月 承応事件。10月 江戸市中浪人調査
1653(承応2)12月 佐倉惣五郎、苛政を幕府に直訴
1656(明暦2)10月 江戸浅草に鋳銭座を設置
1657(明暦3)1月 江戸大火(振袖火事、明暦の大火)
1662(寛文2)2月 若年寄設置、このころから寛文延宝の政治が展開(~1680)
1663(寛文3)5月 武家諸法度改定、殉死を禁止
1664(寛文4)1月 評定所訴訟規定。4月 寛文印知
1666(寛文6)11月 諸国の農村に法度を公布
1668(寛文8)7月 京都町奉行を設置
1669(寛文9)4月 不受不施派寺請禁ず。7月 蝦夷反乱
1671(寛文11)3月 伊達騒動裁断。他家でもこのころ御家騒動続発
1673(延宝1)6月 分地制限令
1681(天和1)1月 諸国へ巡見使を派遣。天和の治
1682(天和2)5月 諸国高札立替え。6月 勘定吟味役
1684(貞享1)1月 貞享書上げ。4月 出版取締令公布
1686(貞享3)8月 朝鮮貿易制限。12月 琉球貿易制限
1687(貞享4)1月 生類憐みの令出す(以後頻発)
1688(元禄1)2月 美服禁令。11月 柳沢吉保、側用人となる
1692(元禄5)5月 諸役人の役料を制定
1697(元禄10)7月 旗本知行制改正(地方直し)
1702(元禄15)12月 赤穂浪士大石良雄ら吉良義央を討つ
1707(宝永4)10月 幕府、藩札を禁止
1709(宝永6)1月 新井白石登用(正徳の治始まる)。大銭の通用禁止。生類憐みの令廃止
1710(宝永7)4月 武家諸法度を改定
1713(正徳3)4月 天領の大庄屋制度廃止
1715(正徳5)1月 長崎貿易の海舶互市新例出る
1716(享保1)5月 徳川吉宗、新井白石、間部詮房らを罷免(享保の改革の始まり)
1718(享保3)熊本藩で藩政改革始まる(このころ各藩で中期藩政改革)
1721(享保6)7月 分地制限令再令。8月 目安箱設置
1722(享保7)4月 質流地禁止令公布。7月 諸大名に上米を課し、参勤期間を緩和
1723(享保8)3月 人口調査を6か年ごととする。6月 足高の制。8月 質流地禁止令撤回
1724(享保9)6月 倹約令
1730(享保15)4月 上米を停止し、参勤交代を復旧
1733(享保18)1月 江戸市民、米問屋を襲撃、このころより各地で打毀が頻発
1734(享保19)琉球で蔡温の改革始まる
1740(元文5)摂津の村々連合し肥料商人を訴える(国訴の始まり)
1742(寛保2)4月 公事方御定書を制定
1744(延享1)神尾春央ら畿内東海の天領を巡察。年貢増徴
1749(寛延2)5月 定免法を全面的に施行する
1751(宝暦1)田沼意次側衆となる(田沼政治の時代。~1786)
1754(宝暦4)8月 郡上藩農民強訴、各地全藩一揆
1758(宝暦8)7月 宝暦事件(竹内式部捕らわる)
1764(明和1)閏12月 伝馬騒動、このころから広域闘争
1767(明和4)8月 明和事件(山県大弐ら死刑)
1778(安永7)6月 ロシア船厚岸来航、松前藩に通商要求
1779(安永8)8月 松前藩、ロシア船の要求を拒否
1781(天明1)8月 天明絹一揆。このころ幕府、藩の専売制反対一揆各地で起こる
1782(天明2)7月 下総印旛沼干拓に着手
1784(天明4)3月 佐野政言、田沼意知を刺す
1786(天明6)最上徳内ら千島を探検
1787(天明7)6月 松平定信、老中となる(寛政の改革開始)
1789(寛政1)9月 棄捐令制定、諸大名に囲米を命ず
1790(寛政2)2月 人足寄場を設置。5月 寛政異学の禁。11月 江戸で帰村奨励の触を出す
1791(寛政3)5月 囲米奨励。9月 異国船渡来処置令。12月 江戸町法改正。七分金積立制定
1792(寛政4)9月 ラクスマン根室に来航、通商要求
1799(寛政11)1月 蝦夷地を直轄領とする
1800(寛政12)閏4月 伊能忠敬、蝦夷地を測量する
1802(享和2)5月 蝦夷奉行を箱館奉行と改称
1804(文化1)9月 レザノフ長崎に来航、貿易要求。徳川家斉の文化・文政時代始まる
1805(文化2)3月 レザノフの要求拒否。6月 関東取締出役を設置
1808(文化5)4月 間宮林蔵ら樺太探検。8月 英艦フェートン号長崎で薪水を要求
1811(文化8)5月 天文方に蛮書和解御用掛設置
1813(文化10)5月 大坂町人に100万両の御用金を賦課
1816(文化13)10月 英船、琉球に渡来し貿易を要求
1821(文政4)12月 東西蝦夷地を松前氏に還付
1822(文政5)4月 英船、浦賀に入港し薪水を求む
1823(文政6)5月 摂・河1007か村木綿売捌国訴。7月 摂・河・泉1307か村菜種売買自由を求めて国訴
1825(文政8)2月 諸大名に異国船打払いを指令
1827(文政10)2月 関東全域取締、改革組合村結成
1828(文政11)12月 シーボルト事件
1831(天保2)7~11月 長州天保大一揆起こる
1832(天保3)村田清風、長州藩に国政改革草案を上申。このころから各藩の天保の改革始まる
1836(天保7)7月 ロシア船、択捉(えとろふ)に渡来。8月 甲斐郡内騒動(甲州一揆)
1837(天保8)2月 大塩平八郎の乱。6月 生田万、柏崎陣屋襲撃。モリソン号事件
1839(天保10)12月 水野忠邦、老中首座となる(天保の改革開始)。蛮社の獄
1841(天保12)10月 囲米布令。12月 株仲間解散令
1842(天保13)3月 物価引下令。7月 異国船打払令をやめ薪水食糧の給与許可
1843(天保14)3月 人返令。9月 上知令。閏9月 上知令撤回。忠邦失脚
1844(弘化1)7月 オランダ国王の親書幕府に届く
1846(弘化3)2月 江川英龍、伊豆七島巡視。4月~ 英仏米船など日本に渡来。10月 幕府、朝廷に外国船渡来の状況を報告
1850(嘉永3)江川英龍、韮山に反射炉を建造。11月 軍艦製造
1851(嘉永4)3月 十組問屋ほか株仲間の再興許可
1853(嘉永6)6月 ペリー来航、開国迫る。7月 ロシア使節プチャーチン長崎に来航
1854(安政1)3月 日米和親条約。8月 日英和親条約。9月 オランダに下田・箱館を開港。12月 日露和親条約
1855(安政2)2月 全蝦夷地収公。12月 日蘭和親条約
1856(安政3)7月 ハリス、下田に来航
1857(安政4)1月 蕃書調所開校。2月 クルチウス、アロー号事件を通告。5月 下田条約
1858(安政5)6月 日米修好通商条約・貿易章程に調印。7月 外国奉行設置。9月 安政の大獄
1859(安政6)5月 オールコック来日
1860(万延1)3月 桜田門外の変
1862(文久2)1月 坂下門外の変。8月 生麦事件
1863(文久3)7月 薩英戦争。8月 八月十八日の政変
1864(元治1)3月 天狗党挙兵。7月 蛤御門の変。8月 四国連合艦隊、下関を攻撃
1865(慶応1)3月 物価引下げを命ず。10月 条約を勅許
1866(慶応2)1月 薩長連盟。各地に世直しの騒動頻発
1867(慶応3)6月 大政奉還の薩土盟約。10月 討幕の密勅・大政奉還。12月 王政復古の大号令
1868(慶応4・明治1)1月 戊辰戦争。2月 三職八局の制。3月 五か条の誓文。閏4月 七官両局の制に改正。5月 奥羽越列藩同盟。7月 江戸を東京とする詔書。9月 明治と改元、一世一元の制を定める

経済


1601(慶長6)3月 徳川家康、関東諸国を検地
1604(慶長9)5月 幕府、糸割符法を制定
1609(慶長14)7月 金銀貨の交換を金1両=銀50匁=京銭4貫文=永楽銭1貫文とする
1613(慶長18)西国諸大名、封内の検地目録を進上(このころ各大名領で検地)
1617(元和3)大坂に江戸積み油問屋成立
1626(寛永3)このころ各大名領の初期専売始まる
1631(寛永8)江戸大坂商人糸割符に加入
1635(寛永12)6月 500石積み以上の大船建造禁止。加賀藩改作法開始。このころ各大名の初期藩政改革が始まる
1636(寛永13)6月 江戸・近江に銭座を設置
1637(寛永14)水戸・仙台で寛永通宝鋳造
1638(寛永15)5月 商船に限り大船建造解禁
1641(寛永18)8月 蘭船舶載の糸に糸割符適用
1643(寛永20)8月 新本田畑へ煙草・木綿・菜種の作付を禁止
1648(慶安1)11月 農民の土地貸借を禁じる
1653(承応2)閏6月 東国に守随氏の秤、西国に神氏の秤の使用を布達
1657(明暦3)8月 江戸職人賃金を公定にする
1663(寛文3)三都に定飛脚問屋成立
1668(寛文8)4月 諸国の津留・特産物・枡の調査
1669(寛文9)2月 江戸枡を京枡に統一
1671(寛文11)7月 河村瑞賢、東廻海運開発
1673(延宝1)江戸京都越後屋呉服店開設
1674(延宝2)2月 新銭4貫文=金1両に定め、古銭の通用を禁止
1683(天和3)5月 三井高利、江戸に両替店
1684(貞享1)2月 瑞賢、淀川治水工事に着手
1686(貞享3)2月 江戸大伝馬町木綿問屋成立
1692(元禄5)11月 質物・借金の規則を出す
1696(元禄9)7月 改鋳金銀交換規則を出す
1697(元禄10)10月 酒造高調査5割の運上賦課
1698(元禄11)12月 20年以上の小作地を永小作とする
1707(宝永4)7月 大坂で銭相場騰貴
1708(宝永5)宝永通宝の大銭発行
1709(宝永6)3月 幕府、酒屋運上、箔座を廃止
1710(宝永7)4月 金銀改鋳(乾字金など)
1715(正徳5)4月 新金銀通用促進のため組合をつくる
1721(享保6)8月 江戸の商人職人組合を結成
1722(享保7)10月 越後に質地騒動起こる
1723(享保8)2月 出羽に質地騒動起こる
1724(享保9)5月 米、水油などの問屋に組合結成を命じる
1729(享保14)8月 関東農村に菜種作を奨励
1730(享保15)藩札の発行を再許可
1733(享保18)徳島藩、葉藍専売。このころ各藩で専売制広まる
1736(元文1)5月 正徳金銀を改鋳し、文字(元文)金銀を鋳造。6月 米の公定価格を廃止
1738(元文3)4月 大坂に銅座設置
1768(明和5)3月 関東8か国に綿実買受問屋を設置
1778(安永7)8月 西35か国斗量濫用を戒む
1784(天明4)11月 江戸両替店を643株とする
1798(寛政10)12月 諸藩の米札濫発を禁止
1799(寛政11)米価騰貴
1804(文化1)11月 西35か国の秤を検査
1805(文化2)5月 銀座のほか、灰吹銀・潰銀を売買することを禁止
1809(文化6)2月 菱垣廻船十組問屋仲間、三橋会所を設立。江戸伊勢町に米会所を設立
1813(文化10)3月 十組問屋仲間65組1195人に株札交付、新規加入禁
1821(文政4)1月 大坂蔵屋敷の空米切手禁止
1822(文政5)7月 灯油濫造禁止
1824(文政7)2月 南鐐二朱銀を改鋳
1830(天保1)江戸商人に御用金を課す
1842(天保13)10月 諸大名の専売を禁止
1853(嘉永6)12月 幕府、菱垣廻船問屋仲間株の制度を廃止
1857(安政4)8月 江戸に箱館産物会所。12月 大坂町奉行、問屋仲間に対し冥加金を命じる
1858(安政5)3月 大坂に箱館産物会所
1859(安政6)7月 桐生35か村、生糸輸出の禁止を江戸町奉行所に請願
1860(万延1)閏3月 五品江戸廻送令
1866(慶応2)1月 生糸蚕種改印令。9月 大坂富商に御用金。10月 外国米輸入可
1867(慶応3)9月 嘉永4年の仲間再興の際登録した以外の者の営業中止
1868(慶応4・明治1)5月 新政府、新紙幣(太政官札)を発行し歳出を補う。合計2188万両余を製造発行

社会・文化


1601(慶長6)徳川家康、葵文庫を駿府に設立
1603(慶長8)4月 出雲の阿国、京都で歌舞伎踊初演。8月 秋田で仙北一揆。このころまで新政反対一揆続く
1604(慶長9)1月 京都で女歌舞伎
1605(慶長10)3月 家康、活字版『東鑑』を刊行(活字版印刷の盛行)
1607(慶長12)4月 林羅山、将軍侍講となる
1608(慶長13)姫路城天守閣を造営
1610(慶長15)8月 細川幽斎没し「古今伝授」終わる
1612(慶長17)3月 岡本大八事件
1613(慶長18)9月 伊達政宗、支倉常長を欧州に派遣。操り・浄瑠璃・三味線流行
1614(慶長19)諸国に伊勢踊流行
1615(元和1)本阿弥光悦、京都に光悦村をつくる。町衆寛永文化の拠点となる
1617(元和3)3月 幕府、吉原遊廓の開設を許可。『太閤記』
1620(元和6)夏、桂離宮造営始まる
1621(元和7)諸国に伊勢踊流行
1622(元和8)8月 長崎でキリシタンの大殉教。『信長記』刊
1624(寛永1)2月 江戸に猿若座(のちの中村座)できる
1625(寛永2)狩野探幽、二条城の襖絵を描く
1627(寛永4)吉田光由『塵劫記』。土居水也『清良記』。江戸に女歌舞伎流行
1629(寛永6)10月 女舞・女歌舞伎禁止。柿右衛門、染付白磁始める
1630(寛永7)4月 不受不施派を弾圧。各地に飢饉(寛永飢饉)
1633(寛永10)1月 関東地方大地震
1634(寛永11)小堀遠州、二条城の茶室を完成
1635(寛永12)このころ仮名草子流行
1637(寛永14)松永尺五、私塾講習堂を開設
1638(寛永15)夏から翌春にかけ伊勢参宮大流行(お陰参り)
1639(寛永16)7月 江戸城内に紅葉山文庫設立
1641(寛永18)このころ芸能界における家元制度ほぼ固まる
1643(寛永20)9月 幕府『寛永諸家系図伝』を作成
1648(慶安1)松永尺五、尺五堂を開塾
1649(慶安2)9月 高野山学侶らの法度を定める
1650(慶安3)中江藤樹『翁問答』。お陰参り流行(~1651)
1652(承応1)江戸に旗本奴・町奴流行。若衆歌舞伎禁止
1653(承応2)このころ代表越訴一揆が各地で起こる。野郎歌舞伎始まる。湯女風呂流行する
1655(明暦1)山崎闇斎、京都に開塾
1657(明暦3)1月 徳川光圀、『大日本史』編纂に着手
1662(寛文2)伊藤仁斎、古義堂を開塾。このころ陶工の野々村仁清活躍
1665(寛文5)山鹿素行『山鹿語類』『聖教要録』。このころ浅井了意『京雀』刊行
1666(寛文6)10月 山鹿素行『聖教要録』の筆禍により処罰される。岡山に閑谷黌創設、各藩で藩学創設続く。林羅山『童蒙抄』
1669(寛文9)山鹿素行『中朝事実』成る。小石川後楽園完成
1670(寛文10)6月 林家『続本朝通鑑』
1672(寛文12)熊沢蕃山『集義和書』
1673(延宝1)このころ赤本(草双紙の一)出る。談林俳諧流行
1674(延宝2)関孝和『発微算法』
1681(天和1)畿内・関東飢饉
1682(天和2)10月 井原西鶴『好色一代男』刊
1683(天和3)2月 華美衣服禁止。伊藤仁斎『論語古義』。近松門左衛門『世継曽我』初演
1684(貞享1)10月 貞享暦採用。佐瀬与次右衛門『会津農書』
1686(貞享3)9月 林鳳岡ら『武徳大成記』
1687(貞享4)10月 『大学或問』幕府の忌諱に触れ熊沢蕃山禁固
1688(元禄1)1月 井原西鶴『日本永代蔵』刊
1689(元禄2)芭蕉『おくのほそ道』できる
1690(元禄3)8月 ケンペル来日。湯島聖堂落成。契沖『万葉代匠記』。このころ浮世草子盛行
1692(元禄5)東大寺大仏修復、開眼供養。鴨祐之『日本医史』
1695(元禄8)3月 西川如見『華夷通商考』。7月 円空没
1696(元禄9)宮崎安貞『農業全書』
1702(元禄15)3月 新井白石『藩翰譜』。12月 改定全国絵図できる
1703(元禄16)室鳩巣『赤穂義人録』。近松門左衛門『曽根崎心中』初演
1705(宝永2)11月 富士山噴火。伊勢お陰参り大流行
1708(宝永5)5月 貝原益軒『大和本草』『大和俗訓』
1709(宝永6)3月 東大寺大仏殿再建。熊沢蕃山『集義外書』
1713(正徳3)1月 貝原益軒『養生訓』。7月 長崎の町民ら米商を襲う。打毀の始まりという。新井白石『采覧異言』
1715(正徳5)新井白石『西洋紀聞』
1716(享保1)新井白石『古史通』『折たく柴の記』(自叙伝)
1720(享保5)12月 キリスト教以外の洋書の輸入を解禁
1721(享保6)2月 田中丘隅『民間省要』
1722(享保7)出版書籍業者に取締令を出す
1723(享保8)12月 江戸大火。幕府、瓦屋根を奨励。幕府、心中物の出版、上演を禁ずる
1727(享保12)荻生徂徠『政談』
1728(享保13)三井高房『町人考見録』。荷田春満『創学校啓』
1729(享保14)3月 太宰春台『経済録』。『女大学』刊
1732(享保17)10月 室鳩巣『駿台雑話』。西海・畿内蝗害。大飢饉(享保の飢饉)、一揆多発
1735(享保20)2月 青木昆陽『蕃薯考』
1736(元文1)落書、雑説などの政治批判を禁止
1738(元文3)西陣織技術、桐生に伝わる
1739(元文4)石田梅岩『都鄙問答』刊
1742(寛保2)関東地方、水害甚大
1744(延享1)『御触書寛保集成』。延享年間、常磐津節始まる
1746(延享3)8月 竹田出雲ら『菅原伝授手習鑑』初演
1754(宝暦4)閏2月 山脇東洋ら、初めて囚人の屍体を解剖
1755(宝暦5)2月 安藤昌益『自然真営道』。奥羽地方冷害、大飢饉(宝暦飢饉)、餓死者多数
1759(宝暦9)2月 山県大弐『柳子新論』
1763(宝暦13)7月 平賀源内『物類品隲』。このころ煎茶道が盛行する
1765(明和2)賀茂真淵『国意考』。鈴木春信、錦絵を完成。円山応挙『雪松図』
1768(明和5)4月 上田秋成『雨月物語』
1771(明和8)お陰参り大流行。本居宣長『直毘霊』。池大雅、蕪村合作『十便十宜画冊』
1773(安永2)三浦梅園『価原』。杉田玄白ら『解体新書』。このころ川柳・洒落本・黄表紙流行
1775(安永4)3月 長久保赤水『日本輿地路程全図』。三浦梅園『玄語』
1777(安永6)『先代萩』初演
1779(安永8)塙保己一『群書類従』編纂に着手
1781(天明1)このころ各藩で藩学が設立される
1783(天明3)1月 工藤平助『赤蝦夷風説考』。9月 大槻玄沢『蘭学階梯』。司馬江漢、銅版画の製作に成功。諸国飢饉(天明の飢饉~1787)
1786(天明6)林子平『海国兵談』
1787(天明7)5月 江戸・大坂などに打毀
1788(天明8)朋誠堂喜三二『文武二道万石通』刊
1789(寛政1)7月 幕府『孝義録』の編纂開始。三浦梅園『贅語』。中井竹山『草茅危言』。恋川春町『鸚鵡返文武二道』
1790(寛政2)洒落本の版行禁止。書籍出版取締令
1791(寛政3)1月 男女混浴を禁止。3月 山東京伝、洒落本『仕懸文庫』などの刊行で手鎖50日の処罰
1792(寛政4)5『海国兵談』を絶版にし、林子平に蟄居を命ずる
1796(寛政8)司馬江漢『和蘭天説』。このころ浮世絵師の東洲斎写楽活躍
1798(寛政10)2月 女師匠が男に教えることを禁止。6月 本居宣長『古事記伝』。本多利明『西域物語』。志筑忠雄『暦象新書』
1799(寛政11)1月 『寛政重修諸家譜』の編纂開始。藤田幽谷『勧農或問』。江戸・大坂で打毀
1800(寛政12)女人の富士登山を許可
1801(享和1)8月 『鎖国論』(ケンペルの『日本見聞記』の抄訳)。このころ植村文楽軒、文楽座の基礎をつくる
1802(享和2)化政文化時代始まる。十返舎一九『東海道中膝栗毛』初編刊
1804(文化1)諸国豊作。幕府、絵草紙に対し禁令を出し、喜多川歌麿、処罰される
1805(文化2)9月 女浄瑠璃を禁止。このころ華岡青洲(随賢)、初めて麻酔剤を用い乳癌を手術
1807(文化4)『新訂万国全図』。加藤民吉、染付磁器開始
1809(文化6)1月 式亭三馬『浮世風呂』前編刊。10月 オランダ通詞に露語・英語を兼修させる。『新編会津風土記』完成。『大日本史』を幕府に献ずる。『蕪村七部集』刊
1811(文化8)8月 入墨を禁止。各地で一揆頻発
1812(文化9)司馬江漢『春波楼筆記』。平田篤胤『霊の真柱』
1813(文化10)海保青陵『稽古談』。中部・北陸各地で打毀
1814(文化11)9月 伊能忠敬、沿岸実測全図を完成。11月 曲亭馬琴『南総里見八犬伝』刊行始まる。黒住宗忠、黒住教を開く。葛飾北斎『北斎漫画』の刊行始まる
1815(文化12)4月 杉田玄白『蘭学事始』
1816(文化13)武陽隠士『世事見聞録』。落語・昔物語、忠孝を説く条件で許可される
1817(文化14)大蔵永常『農具便利論』
1818(文政1)10月 渡辺崋山『一掃百態図』
1819(文政2)12月 一茶『おらが春』。塙保己一『群書類従』正編刊
1820(文政3)8月 山片蟠桃『夢の代』
1821(文政4)7月 伊能忠敬『大日本沿海輿地全図』完成
1822(文政5)9月 西国にコレラ流行。伊予浜子一揆
1823(文政6)7月 ドイツ人シーボルト、蘭館医として出島に着任
1825(文政8)3月 会沢正志斎『新論』。7月 鶴屋南北『東海道四谷怪談』中村座で初演。12月 青地林宗『気海観瀾』
1827(文政10)3月 佐藤信淵『経済要録』
1828(文政11)11月 越後大地震。広瀬淡窓『約言』
1830(天保1)閏3月 お陰参り大流行。喜多村信節『嬉遊笑覧』
1831(天保2)1月 良寛没。2月 女浄瑠璃再禁令
1832(天保3)1月 為永春水『春色梅児誉美』初・二編刊。頼山陽『日本政記』。寺門静軒『江戸繁昌記』刊
1833(天保4)徳川斉昭『告志篇』。大塩平八郎『洗心洞箚記』。歌川広重『東海道五十三次』
1834(天保5)柴田鳩翁『鳩翁道話』。二宮尊徳『三才報徳金毛録』。天保の飢饉(~1836)
1835(天保6)鈴木牧之『北越雪譜』。このころ滑稽本・人情本盛んになる
1836(天保7)6月 以降各地で打毀。帆足万里『窮理通』。『江戸名所図会』刊完了
1837(天保8)4月 渡辺崋山『鷹見泉石像』描く。宇田川榕菴『舎密開宗』。諸国に疫病流行
1838(天保9)10月 中山みき、天理教開く。高野長英『夢物語』。緒方洪庵、適々斎塾開く。渡辺崋山『慎機論』。大原幽学、先祖株組合結成。春、京都で豊年踊り流行。奥羽飢饉。このころ都々逸流行
1841(天保12)閏1月 『御触書天保集成』。10月 昌平黌に庶民の聴講許可
1842(天保13)6月 絵草紙などの出版を統制
1843(天保14)中台芳昌『老農夜話』
1844(弘化1)帆足万里『東潜夫論』
1846(弘化3)9月 大原幽学『微味幽玄考』。藤田東湖『弘道館記述義』初稿成る
1848(嘉永1)鉛活字をオランダより購入。橋本左内『啓発録』
1849(嘉永2)成島司直ら『徳川実紀』
1853(嘉永6)2月 関東地震。瀬川如皐『与話情浮名横櫛(切られ与三)』初演
1854(安政1)各地で打毀・強訴など農民騒擾起こる。八世市川団十郎自殺
1855(安政2)10月 安政の大地震
1856(安政3)5月 蝦夷人を土人とよび、日本語の習熟、内地人との同化を奨励
1857(安政4)長崎奉行所、横文諸書を蘭製鉛活字で印刷。凶作、米価騰貴。農民騒動頻発。コレラ流行、『虎狼痢治準』出版
1859(安政6)川手文治郎、金光教を開く。大蔵永常『広益国産考』。このころ寺子屋の開設が隆盛
1860(万延1)1月 河竹黙阿弥『三人吉三廓初買』初演。横井小楠『国是三論』。このころかっぽれ、すちゃらか節流行
1862(文久2)諸国で重税、特産物買上げ反対の騒擾。佐久間象山、幕府の夷狄観を批判。オランダに留学生派遣。『官板バタヒヤ新聞』
1863(文久3)10月 長崎・江戸・京都市中に天誅の張紙
1864(元治1)7月 佐久間象山、開国論を唱え暗殺される。10月 京都・大坂に物価騰貴・征長・外国貿易非難の張紙。ヘボン夫人、横浜に女塾を開く(キリスト教女子教育の初め)
1865(慶応1)津田真道訳『西洋各国盛衰強弱表』
1866(慶応2)西周『万国公法』。福沢諭吉『西洋事情』初編刊
1867(慶応3)2月 パリ万国博覧会に参加。10月 お陰参り(ええじゃないか)大流行
1868(慶応4・明治1)2月 新政府、京都で機関紙『太政官日誌』を創刊。3月 神仏判然令、以後廃仏棄釈の運動起こる。閏4月 福沢諭吉、塾を芝に移し慶応義塾と改称。ヘボン、日本最初の和英辞典を完成(ヘボン式ローマ字の綴り)

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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