入(漢字)

普及版 字通「入(漢字)」の解説


常用漢字 2画

[字音] ニュウ(ニフ)・ジュ
[字訓] いる・いれる・はいる・とおる・おくる

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 象形
室の入口の形。これに屋形を加えたものは(内)。〔説文〕五下に「(い)るるなり。上より(とも)に下るに象るなり」とするが、卜文・金文は木を形に組んだ形で、出入口を示す。国語では入内(じゆだい)・入御(じゆぎよ)の音がある。

[訓義]
1. いる、いれる、はいる、おさめる。
2. とおる、ゆく、おちる。
3. おくる、かえる、やる、あてる。

[古辞書の訓]
〔名義抄〕入 イル・ハム・シム/一入 ヒトシホ 〔立〕入 ヲサム・クル・カナフ・マジル・ウルナリ・マイル・サトシ

[部首]
〔説文〕に・糴・(全)など五字を属する。は金とともに器の形を示すもので、はおそらく佩玉の備わる形、金は銅の鋳塊をその形に鋳こんだものであろう。

[声系]
〔説文〕五下に入声として(しよう)を収める。(しよう)と同字で、敏の捷の初文。は髪飾りをつけて祭事に奔走する婦人の姿で、妻の下部が走る姿となっている。祭事にいそしむことを敏捷といい、(毎)・(敏)・(繁)・妻・毒・・捷など、みなその姿をいう。

[語系]
入njipはnut、(納)npと声義近く、みな一系の語である。受zjiuもその系統の語。

[熟語]
入声・入院・入謁入賀・入会入閣・入官・入冠・入銜・入眼・入去・入覲・入見・入伍・入寇・入甲・入貢入山・入子入室・入手・入定入城・入神・入水・入対・入宅・入質・入朝・入直・入頭・入道・入破入梅・入班・入微・入木・入滅・入門・入用・入浴・入覧・入流・入斂
[下接語]
移入・一入・引入・延入・介入・吸入・悟入・購入・混入・歳入・算入・入・収入・出入・侵入・深入・進入・先入・潜入・租入・挿入・直入・闖入・転入・透入・導入・突入・難入・納入・搬入・編入没入・輸入・乱入・濫入・湾入

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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