屈伏(読み)クップク

デジタル大辞泉 「屈伏」の意味・読み・例文・類語

くっ‐ぷく【屈伏/屈服】

[名](スル)《古く「くつぶく」とも》
1 相手の強さ・勢いに負けて従うこと。力尽きて服従すること。「権力に―する」
2 相手を敬い平伏すること。〈日葡〉
[類語]服従・忍従・屈従・帰順・帰服・負ける・敗れる・参る・敗北する・敗退する・完敗する・惨敗する・大敗する・惜敗する・やられる・土がつく・一敗地にまみれる・屈する・伏ふくする・くじける・膝ひざを屈する・降伏・降参・投降・恐れ入る・ギブアップ・兜かぶとを脱ぐ・シャッポを脱ぐ・一本取られる・敗戦・負け戦・膝ひざをかがめる・軍門に降くだる・ぎゃふん・お手上げ・諦める・思い切る・断念・観念・往生・諦念ていねん・諦め・閉口・辟易へきえき・途方に暮れる・始末に負えない・手に負えない・手も足も出ない・へこたれる・唯唯諾諾・諾諾・義務的・受動的・しぶしぶ・不承不承・いやいや・気が進まない・言い成り・あなた任せ・人任せ・他人任せ・一任・成り行き任せ・天道任せ・運任せ・風任せ・行き当たりばったり・心ならず・仕方ない・仕方がない・仕様がない・せん方ない・余儀ない・よんどころない・否応なし・已やむ無い・やむを得ず・やむを得ない・やむにやまれぬ・背に腹はかえられない・詮無い・やる方ない・どうにも・どうしようもない・如何いかんせん・如何いかんともし難い・悲観的・運を天に任せる・ケセラセラ・出たとこ勝負・始末が悪い・是非ない・是非もない・由よしない・わりない・しょうことない・しょうことなし・尻が重い・尻重しりおも・耐える・耐え忍ぶ・忍ぶ・こらえる・辛抱・我慢・忍耐・頑張る・歯を食いしばる・涙を呑のむ・抑える

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精選版 日本国語大辞典 「屈伏」の意味・読み・例文・類語

くっ‐ぷく【屈伏・屈服】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「くつぶく」 )
  2. ① 勢いに恐れて従うこと。力尽きて服従すること。負けを認めること。
    1. [初出の実例]「資明卿理を尽して責められければ、宣房卿顔色誠に屈伏(クツフク)して」(出典:太平記(14C後)五)
    2. 「どうせ、こんな手合を弁口(べんこう)で屈伏させる手際(てぎは)はなし」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉六)
    3. [その他の文献]〔荘子‐大宗師〕
  3. ② かがみ伏すこと。相手を敬って平伏すること。
    1. [初出の実例]「Cutbucu(クツブク)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐周党伝〕

屈伏の語誌

本来の用字は、①が「屈服」、②が「屈伏」である。中世の節用集の多くは「屈伏」を用いているが、明治末になると「屈伏」「屈服」が併用されるようになる。

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普及版 字通 「屈伏」の読み・字形・画数・意味

【屈伏】くつぷく

屈服。

字通「屈」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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