デジタル大辞泉 「頓」の意味・読み・例文・類語
ひた‐ぶる【▽頓/一=向】
1 いちずなさま。ひたすら。「―な態度」「―に思いを寄せる」
2 完全にその状態であるさま。
「―に煙にだになし果ててむと思ほして」〈源・夕霧〉
3 向こう見ずなさま。また、強引で粗暴なさま。
「海賊の―ならむよりも」〈源・玉鬘〉
4 はなはだしいさま。すこぶる。
「地獄の
[類語]一途・ひたすら・ひたむき・一筋・ただ・ただただ・専一・ひとえに・一心・一念・一路・一散・一目散・一直線・一本槍・一点張り・一辺倒・一意専心・営営・せっせ・遮二無二・無二無三・がむしゃら・一心不乱・脇目も振らず・直線的・まっしぐら・直情径行・まっすぐ・猪突猛進・ストレート・しゃかりき・しゃにむに・無心・粉骨砕身・無我夢中・熱中・夢中・専心・専念・没入・没頭・没我・傾注・傾倒・我を忘れる・
とん【頓】[漢字項目]
1 頭を地面につけて礼をする。ぬかずく。「頓首」
2 その場にとどまる。落ち着く。「整頓・停頓」
3 すぐに。即座に。急に。とみに。「頓悟・頓才・頓死・頓知」
4 一回。一度。「頓服」