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 トミ

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デジタル大辞泉の解説

とみ【頓】

[名・形動ナリ]《「頓」の字音「とん」の音変化》にわかなこと。急なこと。また、そのさま。→頓(とみ)に
「―の事にて預め知らするに由なかりしが」〈鴎外舞姫
「―なる召使ひの、来あひたりつればなむ」〈かげろふ・上〉

とん【頓】[漢字項目]

常用漢字] [音]トン(呉)(漢) [訓]とみに ひたすら
頭を地面につけて礼をする。ぬかずく。「頓首
その場にとどまる。落ち着く。「整頓停頓
すぐに。即座に。急に。とみに。「頓悟頓才頓死頓知
一回。一度。「頓服

ひた‐ぶる【頓/一向】

[形動][文][ナリ]
いちずなさま。ひたすら。「―な態度」「―に思いを寄せる」
完全にその状態であるさま。
「―に煙にだになし果ててむと思ほして」〈・夕霧〉
向こう見ずなさま。また、強引で粗暴なさま。
「海賊の―ならむよりも」〈・玉鬘〉
はなはだしいさま。すこぶる。
「地獄の苦患(くげん)は―になりぬ」〈今昔・三一・二八〉

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大辞林 第三版の解説

とみ【頓】

( 名 ・形動ナリ )
〔「頓」の字音から生じた「とに」の転〕
急なこと。にわかなこと。また、そのさま。 「しはすばかりに、-の事とて御文あり/伊勢 84」 「事の沙汰どもありて、-にえまかり出でずして/今昔 31」 → とみに

とん【頓】

( 名 ・形動ナリ )
急であること。にわかであること。また、そのさま。 「 -に成就ある様に祈て/太平記 36
にぶい・こと(さま)。とんま。 「織介は-にして/洒落本・卯地臭意」
〘仏〙 教法の理解や修行などの段階的な深化を経ることなく、一挙に悟りに到達すること。 ↔

出典|三省堂
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世界大百科事典内のの言及

【天台宗】より

…すでに5世紀の初め,クマーラジーバ(鳩摩羅什)が漢訳した《法華経》に基づき,智顗が著した注釈書の《法華玄義》と《法華文句》および《摩訶止観》の3部を根本聖典とする。9世紀の初めに,伝教大師最澄が入唐し,智顗より7代目の道邃と行満について宗旨をうけ,比叡山に延暦寺を創して日本天台をひらくが,最澄は,天台法華宗のみならず,達麿系の禅,円頓戒,密教という,同時代の中国仏教をあわせて,奈良仏教に対抗する新仏教運動の根拠としたため,日本天台は中国のそれとかなりちがったものとなる。とくに密教を重視する後継者によって,智証大師円珍を祖とする園城寺が独立し,天台密教の特色を発揮する一方,鎌倉時代になると浄土宗,禅宗,日蓮宗など,新仏教の独立をみるのは,いずれも日本天台の特色である。…

※「頓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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