コーチ(その他表記)coach

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デジタル大辞泉 「コーチ」の意味・読み・例文・類語


コーチ(Kochi)

インド南部、ケララ州の都市。アラビア海に面し、1602年、バスコ=ダ=ガマポルトガルの交易拠点を建設。香料輸出で栄えた。オランダ英国などの支配を経て、同国有数の貿易港になった。マッタンチェリー宮殿聖フランシス教会パラデシシナゴーグなど、植民地時代の建造物が多く残っている。コチコーチン

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精選版 日本国語大辞典 「コーチ」の意味・読み・例文・類語

コーチ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] coach ) 運動競技の技術を指導したり教えたりすること。また、その人。〔新しき用語の泉(1921)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コーチ」の意味・わかりやすい解説

コーチ
こーち
Kochi

インド南西部、ケララ州の港市。かつてはコーチンCochinともよばれた。ティルバナンタプラムトリバンドラム)の北約170キロメートル、マラバル海岸有数の港で、この地方に産する茶、カシューナッツココナッツ、香料などが輸出されてきた。現在では漁業基地のほか造船所が建設され、近代産業都市として発展しつつある。インド海軍の基地ともなっている。1502年バスコ・ダ・ガマによってポルトガルの商館が置かれ、翌03年にはポルトガルのアルブケルケによって要塞(ようさい)が築かれた。のち、オランダ、イギリスなどが進出し、重要な商業の中心として栄えた。イギリス領時代には、同市を首都としてコーチン藩王国が形成された。人口59万6473(2001)、63万3553(2011センサス)。

[辛島 昇]

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