不十分(読み)フジュウブン

デジタル大辞泉 「不十分」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じゅうぶん〔‐ジフブン|‐ジユウブン〕【不十分/不充分】

[名・形動]足りないところのあること。完全でないこと。また、そのさま。「―な明るさ」「証拠―」
[類語]不行き届き不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない不見識無定見不徹底不備不正確不完全半端中途半端生半可なまじなまじっかなまなかなまじい生煮え生ぬるい手ぬるいおざなりなおざり微温的いい加減適当ぞんざい投げ遣りちゃらんぽらん行きあたりばったり宙ぶらりんまだしもまだ曲がりなりにもえんやらやっとやっとのことでどうにかこうにかどうにかやっとようやくようようようやっと何とかかろうじてからくも危うくすんでのところやっとこさ間一髪どうかこうかかつがつどうやらこうやら危なくすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま不徹底及ばずながら不全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

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精選版 日本国語大辞典 「不十分」の意味・読み・例文・類語

ふ‐じゅうぶん‥ジフブン【不十分・不充ジュウ分】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 十分でないこと。足りない所があること。満足すべきでないこと。また、そのさま。不完全。
    1. [初出の実例]「完全なる条約改正を写さずして、わざと不充分に作りなしたるは」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉附言)

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