八幡(市)(読み)やわた

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

八幡(市)
やわた

京都府南西部にある市。1977年(昭和52)市制施行。宇治(うじ)川、桂(かつら)川、木津(きづ)川の3川が合流して淀(よど)川となり、京都盆地から大阪平野に流下する狭隘(きょうあい)部の南岸に位置し、西境は男山(おとこやま)(143メートル)の丘陵を隔てて大阪府枚方(ひらかた)市と接する。京阪電鉄本線、国道1号、枚方バイパス、第二京阪道路が通じる。淀川を挟んで対岸の天王(てんのう)山(270メートル)と相対する男山には石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)があり、八幡町はその門前町として発達した。山上までケーブルカーが通じ、八幡社本殿、外殿などは国指定重要文化財。境内は国指定史跡。東麓にある松花堂およびその跡は国指定史跡。3川合流点に位置する橋本は、伏見(ふしみ)と大坂を結ぶ京街道の宿場であった。南部の枚方市との境界には山崎の戦いの際、筒井順慶(つついじゅんけい)が形勢をうかがったという洞ヶ峠(ほらがとうげ)があり、山麓(さんろく)に達磨寺(だるまでら)の名で知られた古刹(こさつ)の円福寺がある。木造達磨大師坐像(ざぞう)は国指定重要文化財。そのほか、航空関係の飛行神社がある。京都と大阪の中間にあるため、宅地化が著しく、1970年から1975年にかけて、人口は2倍以上に増加した。面積24.35平方キロメートル、人口7万2664(2015)。[織田武雄]

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