先行(読み)センコウ

デジタル大辞泉 「先行」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう〔‐カウ〕【先行】

[名](スル)
1
㋐他の人に先だって行くこと。前行。「先行したグループと合流する」「先行部隊」
㋑他の事柄よりも先に進むこと。「実力より人気が先行する」「時代に先行する意見」
2 先にたって手引きをすること。先導すること。「地元の友人が先行してドライブに出かける」
3 スポーツの試合などで、相手よりも先に得点すること。始めにリードすること。「母校のチームが二点先行する」「先行馬」
4 他に先だって行われること。「シンポジウムに先行して講演会を開く」「先行投資」
5 それ以前に行われていること。「実存主義に先行する思想」「先行法規」
[類語]先んずる・先んじる・先立つ・先駆ける・先走る・先に立つ・先頭を切る・先導・主導・誘導・率先・音頭取り・先駆・前駆・先回り・抜け駆け・リード・優先的・優先・始め・最初・第一・一次・原初・嚆矢こうし・手始め・事始め・まず・一番・初しょっ端ぱな・いの一番・真っ先・先立ち・先頭・当初・初期・初頭・始期・早期・劈頭へきとう・冒頭・出出でだし・滑り出し・初手・出端ではな・端はな・端はし・口開け・取っ付き・頭あたま・のっけ・スタート・取り敢えず・差し当たり・ひとまず・当座・序の口・皮切り・第一歩・第一声・始まり・始まる・始める・トップ・初発・発端・端緒・濫觴らんしょう・権輿けんよ・起こり・緒・とば口・取っ掛かり・開始・幕開き・開幕・立ち上がり・口切り・最優先・何をおいても・何はさておき・何はともあれ・口火を切る・先ず以て・先さき・第一義・重要視・前半・先決・先順位・機先を制する・イニシアチブ・プライオリティー

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精選版 日本国語大辞典 「先行」の意味・読み・例文・類語

せん‐こう‥カウ【先行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( ━する ) 他より先に行くこと。先を進むこと。さきだつこと。前行。
    1. [初出の実例]「別給二駅子一人一。〈謂。駅子騎レ馬為二先行一者〉」(出典:令義解(833)公式)
    2. 「是に由て見れば断定、即ち思惟は概念に先行せさざるべからず」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一)
    3. [その他の文献]〔史記‐淮陰侯伝〕
  3. ② ( ━する ) 先にたって案内すること。導くこと。手びき。
    1. [初出の実例]「蓋し論理学は凡ての他の学問の先行となるものなるを以て」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉二)
  4. ③ ( ━する ) 先に行なうこと。
    1. [初出の実例]「要するに時代的な公式を先行して示したに過ぎないと云ふのだったが」(出典:アパアトの女たちと僕と(1928)〈龍胆寺雄〉八)
  5. ④ 以前の行ない。前行。

さき‐ゆき【先行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 先に行くこと。先発。さきいき。
  3. ② ゆくすえ。ゆくさき。前途の見通し。また、先へいってよいことがあること。将来繁栄すること。さきいき。
    1. [初出の実例]「或は後家の年さだ過て、さきゆきすべき比にもあらねば」(出典:評判記・色道大鏡(1678)一四)
    2. 「贅沢はもとより望まないが、先ゆきいくらか明るい見通しがなければ」(出典:さい果て(1964‐71)〈津村節子〉四)
  4. ③ 取引市場で、将来の相場の動きをいう。さきいき。
    1. [初出の実例]「味噌、先行思はしからざれども元方高直の為前回より上向なり」(出典:東京日日新聞‐明治一四年(1881)一一月一四日)

さき‐いき【先行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① =さきゆき(先行)①
  3. ② =さきゆき(先行)②
    1. [初出の実例]「ヤイサ左京悪性者、傾城狂ひが高(こう)じていはれざる比丘尼狂ひ、さきいきがせまいぞ」(出典:浄瑠璃・三世相(1686)四)
  4. ③ =さきゆき(先行)③

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普及版 字通 「先行」の読み・字形・画数・意味

【先行】せんこう

前行。

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