核(漢字)

普及版 字通 「核(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

(旧字)
10画

[字音] カク・カイ
[字訓] さね・かたい・かんがえる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(亥)(がい)。は獣の骨骼の形で、堅核の意がある。〔説文〕六上に「蠻夷、木皮を以て篋と爲す。(れんそん)の如し」とあり、鏡匣の意。

[訓義]
1. さね、たね、しん。
2. くだもの。
3. かたい、きびしい。
4. 覈・較・校と通じ、しらべる、かんがえる、ただす、さだめる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 水加志乃木(水かしの木) 〔和名抄 佐(さね) 〔名義抄 サネ・マコト・アキラカニ

[語系]
kk、骼keak、覈kek、骸keは声義近く、みなその肉を除いた中核のところをいう。〔周礼、地官、大司徒〕「其の植物は覈物(かくぶつ)に宜し」とは李・梅の属をいう。覈にまた覈検の意がある。(較)・(校)kekと同声である。

[熟語]
核果・核擬核議核験核算・核視・核実核心核仁・核正核定・核桃・核物核練・核論
[下接語]
果核結核肴核核・根核・残核・実核・精核綜核・中核・剔核・留核・練核

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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