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核[地球] かく[ちきゅう]core of the earth

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

核[地球]
かく[ちきゅう]
core of the earth

コアともいう。地球表面から 2900km以深の中心部。 1913年に地震波の解析その他から,ドイツの B.グーテンベルクによって最初に核の存在が確立された。震源からみて地球の裏側に地震波が到達しない陰の部分があることは,マントルと核の物性が著しく異なることを示し,地震波のS 波が核を通らないことは,核が液体であることを示す。核は体積にして 1.75×1026cm3 ,地球全体の 16.2%を占め,平均密度が 10.7g/cm3 の球で,約 5100km以深の中心部の内核と外側の外核に分けられる。内核はP 波の通り方から推定したもので,外核が液体であるのに対して固体であるらしい。地球中心部は,圧力が約 350万気圧,密度は約 15~17g/cm3 。核の組成は鉄または鉄とニッケルの溶融合金とみられる。これは密度の値と隕鉄の存在に基づく有力な説であるが,近年,ケイ酸塩が高圧のため金属相になったとする説も出ている。地球磁場の主原因は核にあるとされている。

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