日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルイ(12世)」の意味・わかりやすい解説 ルイ(12世)るいLouis Ⅻ(1462―1515) バロア朝第8代のフランス王(在位1498~1515)。オルレアン公家第3代当主。1498年継嗣(けいし)を欠いて死去したシャルル8世を継いで即位。ルイ11世の娘ジャンヌを妻としていたが、即位後これを離婚し、シャルル8世の寡婦アンヌ・ド・ブルターニュと再婚する。前王のナポリ王国に対する野望を継ぐとともに、祖母がビスコンティ家の血縁であることからミラノ公国に対する権利要求を押し立てて、99年以降イタリアに遠征し、ジェノバ、ミラノを占領する。この行動はベネチアおよびローマ教皇との対立を結果し、結局イタリアにおける地歩を失った。[堀越孝一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
旺文社世界史事典 三訂版 「ルイ(12世)」の解説 ルイ(12世)Louis Ⅻ 1462〜1515フランスの国王(在位1498〜1515)イタリア戦争を続け,ミラノ・ナポリを占領し,教皇ユリウス2世と対立した。 出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報