明白(読み)メイハク

デジタル大辞泉 「明白」の意味・読み・例文・類語

めい‐はく【明白】

[名・形動]《古くは「めいばく」とも》
あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。「明白な証拠」
明晰めいせき2
[派生]めいはくさ[名]
[類語](1明快平明簡明明晰明瞭端的はっきり明明白白くっきりありありまざまざしかきわやかさやか鮮やか生生しい見え見え丸見えめっきり浮き彫りクリア鮮明分明顕著顕然歴然歴歴瞭然りょうぜん亮然りょうぜん判然画然かくぜん截然せつぜん明解自明彷彿端的鮮烈一目瞭然火を見るよりも明らか手に取るようたなごころを指すまがう方ない隠れもない確実正確的確明確確か精確安全定か明らか確固確然必至必然必定最右翼本命有力鉄板ぴたりどんぴしゃりかっきりきっかりきっちりちょっきり丁度ジャストかっちりしかときちんときちんきちんちゃんと無論勿論もちろん当然当たり前もっとも自然至当元よりご無理ごもっと灼然しゃくぜんまさしくまさに疑いなく然るべきすべからく言うまでもない言うに及ばず言えば更なり言わずもがな言うもおろか言をたない論を俟たない論無し推して知るべし紛れもない無理もない無理からぬもありなん理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れた違いないくっきり諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「明白」の意味・読み・例文・類語

めい‐はく【明白】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ )( 古くは「めいばく」とも )
  2. ( ━する ) あきらかで疑いのないこと。非常にはっきりしていること。明らかになること。また、そのさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「御目祿に明白(メイハク)たるべし」(出典浄瑠璃・頼光跡目論(1661‐73頃)三)
    2. [その他の文献]〔老子‐一〇〕
  3. 明るいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「大神岩戸をすこしひらき給ふ。国土又明白たり」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)四)

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普及版 字通 「明白」の読み・字形・画数・意味

【明白】めいはく

あきらか。

字通「明」の項目を見る

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