デジタル大辞泉 「緒」の意味・読み・例文・類語
しょ【緒】
[類語]端緒・端・糸口・はじめ・始まり・起こり・
しょ【緒】[漢字項目]
〈ショ〉1 物事のはじまり。発端。いとぐち。「緒言・緒戦・緒論/端緒・由緒」
2 ある事から引き起こされる思い。「情緒・心緒」
〈チョ〉
に同じ。「緒言/情緒」
〈お〉ひも・糸の類。「鼻緒」[名のり]つぐ
お〔を〕【緒】
2 履物につけて足にかけるひも。鼻緒。「
3 楽器や弓に張る糸。
4 長く続くこと。また、そのもの。「息の
5 命。生命。
「おのが―を
〈ショ〉
〈チョ〉
に同じ。「緒言/情緒」
〈お〉ひも・糸の類。「鼻緒」


(者)(しや)。〔説文〕十三上に「絲の
(はし)なり」とあり、糸の末端をいう。
に
塞(とそく)の意があり、
は糸を結びとめるところ。ゆえに端緒・緒余の意がある。心のほぐれてあらわれることをたとえて、心緒・情緒のようにいう。
ヲ・シワザ・ツギ・スヱ・アマル・モトイ 〔
立〕
モノノヲ・ヲ・ムネ・ツギテ・タマシヒ・アマリ・イトノハシ
緒・失緒・修緒・循緒・承緒・情緒・心緒・神緒・塵緒・絶緒・千緒・先緒・前緒・多緒・端緒・談緒・紬緒・墜緒・定緒・頭緒・内緒・万緒・丕緒・悲緒・風緒・由緒・幽緒・令緒出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
… 紐は,その特徴によっていろいろに使い分けられる。組紐は古来,紐の本命と考えられたものであり,直衣(のうし)の緒(お),鎧冑の縅(おどし)糸,太刀の緒や柄(つか)糸,帯締め,羽織紐などに使われる。織紐のうちで代表的なものは真田(さなだ)紐(真田織)で,平たい形状なので箱物の紐,掛軸の吊(つり)紐に適しており,真田幸村の考案になるものと伝えられている。…
※「緒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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