ごちゃごちゃ(読み)ゴチャゴチャ

デジタル大辞泉 「ごちゃごちゃ」の意味・読み・例文・類語

ごちゃ‐ごちゃ

[副](スル) いろいろな物が秩序なく入りまじって、雑然としているさま。「注釈ごちゃごちゃ(と)書き込む」「ごちゃごちゃした話」
[形動]に同じ。「あれとこれとをごちゃごちゃに考えている」
アクセントチャゴチャ、はゴチャゴチャ
[類語]しっちゃかめっちゃかはちゃめちゃ乱雑雑然乱脈紛然紛紛繚乱蕪雑ぶざつ狼藉卍巴まんじともえ不統一ごっちゃごちゃまぜごしゃごしゃごじゃごじゃごたごためちゃくちゃまぜこぜ支離滅裂かなえの沸くが如し上を下へ蜂の巣をつついたよう押すな押すな押し合いへし合い混乱錯綜錯乱混沌錯雑交錯混線混同混交混迷ごた混ぜどさくさこんがらかる紛れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ごちゃごちゃ」の意味・読み・例文・類語

ごちゃ‐ごちゃ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 種々の物が群がり集まり、混雑しているさま、きちんとしていないで、秩序なく入り乱れているさまを表わす語。ごたごた。
洒落本・水月ものはなし(1758)中「ごちゃごちゃして埃(ごみ)だらけの所で会(あふ)
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝〉一四「何だかごちゃごちゃ咄し声がするやうだから」
② あれこれとつまらないことを言ったり、文句をつけたりするさまを表わす語。ぐちゃぐちゃ。
※待呆け議会風景(1940)〈宮本百合子〉「上のひと独断でさうしたが仕方がない、とごちゃごちゃいってゐるところへ」
[2] 〘形動〙 無秩序に混雑し乱れるさま。ごちゃくちゃ。
談義本・教訓乗合船(1771)四「ごちゃごちゃに成て何所(いづく)へ取つく所もなく」
[3] 〘名〙 無秩序に入り乱れること。
浄瑠璃淀鯉出世滝徳(1709頃)上「供やら主やらごちゃごちゃはおもしろかるがるとびおりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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