歴歴(読み)レキレキ

デジタル大辞泉 「歴歴」の意味・読み・例文・類語

れき‐れき【歴歴】

[名]地位・身分などの高い人々。その方面の一流の人々。→御歴々おれきれき
「日本中から―を集めて」〈鉄腸・花間鶯〉
[ト・タル][文][形動タリ]
1 物事が一目で見え、明らかにわかるさま。「歴歴たる証拠」
2 身分や家柄の高いさま。
「皆―としてよき人たちのわたるは」〈史記抄・孝文本紀〉
[類語]はっきり・くっきり・ありあり・まざまざ・確しかと・明らか・際きわやか・定か・さやか・鮮やか・明瞭めいりょう・鮮明・分明・顕著・顕然・歴然・瞭然りょうぜん・亮然りょうぜん・判然・画然かくぜん・截然せつぜん・見るから・明快・平明・簡明・明晰・明白・明明白白・端的・めっきり・浮き彫り・クリア・明確・明解・自明・彷彿・鮮烈・一目瞭然・手に取るよう・掌たなごころを指す・紛まがう方ない・隠れもない・火を見るよりも明らか・目に見える・言わずと知れた・紛まぎれもない・無論・勿論もちろん・当然・当たり前・もっとも・自然・至当・元より・ご無理ご尤もっとも・灼然しゃくぜん・まさしく・まさに・必至・疑いなく・然るべき・すべからく・言うまでもない・言うに及ばず・言えば更なり・言わずもがな・言うもおろか・言を俟またない・論を俟またない・論無し・推して知るべし・無理もない・無理からぬ・然さもありなん・理の当然・必然・妥当・自明の理・それもそのはず・ご尤もっとも・尤もっとも至極・尤もっとも千万・宜うべなるかな・むべなるかな・合点・唯唯諾諾・首肯・宜うべなう・賛成・賛同・果たして・果たせるかな・更にも言わず・至極・のみならず・言わずと知れた・紛れもない・違いない・くっきり・諸手もろてを挙げる

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精選版 日本国語大辞典 「歴歴」の意味・読み・例文・類語

れき‐れき【歴歴】

  1. [ 1 ] 〘 形容動詞ナリ活用ナリ・タリ 〙
    1. ① つぎつぎとつらなるさま。整然とならぶさま。
      1. [初出の実例]「歴歴衆星皆掩レ輝、悠悠万象不レ逃レ形」(出典:文華秀麗集(818)下・和滋内史秋月歌〈桑原腹赤〉)
      2. [その他の文献]〔古詩十九首‐其七〕
    2. ② あきらかなさま。ありありとみえるさま。はっきりとわかるさま。分明。歴然。
      1. [初出の実例]「又見不や東郊の秋の風に、歴々たる白楊の声を〈菅原文時〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
      2. [その他の文献]〔崔顥‐黄鶴楼詩〕
    3. ③ 身分や家柄の高いさま。格式が高く、由緒のあるさま。また、その道においてすぐれているさま。一流であるさま。
      1. [初出の実例]「是ほと皆歴々としてよき人たちのわたるは」(出典:史記抄(1477)八)
    4. ④ 威儀を正したさま。晴れがましいさま。また、豪華なさま。
      1. [初出の実例]「内には国々の長大名並居たり。〈略〉瀝(レキ)瀝としたる所に、只一人ぞおはしける」(出典:源平盛衰記(14C前)三九)
      2. 「よそひ かざる心か。〈略〉れきれきなる事をいふなり」(出典:匠材集(1597)二)
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]③から ) 身分・家柄・官位その他社会的な地位の高い人。由緒があり格式の高い家。また、一般に、りっぱな人。偉い人。「歴」が重ねて用いられているところから複数と誤られて、りっぱな人々の意にも用いられる。よい衆。おえらがた。おれきれき。
    1. [初出の実例]「れきれきの前でしもべのやうに云たはぢをあたえたと思心をそこに以てのちに玄宗に白をざんげんしたぞ」(出典:玉塵抄(1563)二三)

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普及版 字通 「歴歴」の読み・字形・画数・意味

【歴歴】れきれき

ひとつひとつ明らかなさま。〔文選、古詩十九首、七〕玉衡(北斗)孟を指し 衆星何ぞたる 白露、野を沾(うるほ)し 時忽ち復(ま)た易(かは)る

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