ぼんぼん(読み)ボンボン

デジタル大辞泉の解説

ぼん‐ぼん[名]

(関西地方で)良家の若い息子。若旦那。ぼんち。「ぼんぼん育ち」
[補説]書名別項。→ぼんぼん

ぼん‐ぼん[副・名]

[副]
鐘などが続けざまに鳴る音を表す語。「柱時計がぼんぼん(と)時を打つ」
勢いよく次々と物事が行われるさま。「荷物をぼんぼん(と)投げ入れる」「新製品がぼんぼん(と)売れる」
[名]ぼんぼん時計」の略。

ぼんぼん[書名]

今江祥智長編小説昭和48年(1973)刊行。昭和49年(1974)、第14回日本児童文学者協会賞受賞。自身の体験をもとにした自伝的小説で、「兄貴」「おれたちのおふくろ」「牧歌」へと続く四部作の一。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ぼんぼん

今江祥智による児童文学作品。1973年刊行。大阪を舞台に、小学生の洋の視点から太平洋戦争の時代を描く自伝的作品。1974年度の日本児童文学者協会賞受賞。

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大辞林 第三版の解説

ぼんぼん

〔主に関西地方で、「ぼん(坊)」のやや丁寧な言い方〕
良家の若い息子。若だんな。ぼんち。 〔「育ちが良くて世間知らずだ」というニュアンスをこめて用いることもある。「-育ち」〕

ぼんぼん

( 副 )
繰り返して破裂したり、当たったりして出る音を表す語。また、柱時計の鳴る音を表す語。 「砲弾が-(と)破裂した」 「柱時計が-(と)鳴っている」
その動作を激しく行うさま。活動が盛んなさま。 「小包を-放り込む」 「ストーブを-燃やす」
( 名 )
「ぼんぼん時計」の略。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぼん‐ぼん

[1] 〘副〙
① 時計が時を告げて鳴る音を表わす語。
※野分(1907)〈夏目漱石〉一〇「柱時計ボンボンと二時を打つ」
② 激しく鳴る鈍い鐘の音や、鉄砲を打ち続ける音などを表わす語。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の人生観「船はボンボンと銅羅を鳴らした」
③ 次々に勢いよく投げ出すさまを表わす語。
※火事の夜まで(1923)〈今野賢三〉「右に、左に、ぼんぼんと新聞を投(はふ)り込みながら」
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一一「自鳴鐘(ボンボン)の釣玉のやうに」

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