心静か(読み)ココロシズカ

デジタル大辞泉 「心静か」の意味・読み・例文・類語

こころ‐しずか〔‐しづか〕【心静か】

[形動][文][ナリ]心が穏やかで落ち着いているさま。平静であるさま。「心静か余生を送る」「心静かな日々」
[類語]穏やか温和物静かおとなしやか安らか安穏悠長悠然悠悠悠揚浩然どっしり気長伸び伸び伸びやかのんびり屈託無い自然体のどかのんどり内気弱気引っ込み思案気弱内弁慶陰弁慶臆病大人しいこわがり小心小胆怯懦きょうだ怯弱きょうじゃく意気地なし小心翼翼弱腰薄弱惰弱柔弱軟弱優柔不断やわやわ弱弱しい女女しい弱音を吐く・音を上げる悲鳴を上げる・気が弱い腰が弱い煮え切らない肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順柔順従順温柔温良順良素直控えめ優しい内向的人見知りしんねりむっつりシャイのどかしなやかしとやかなよやかなよなよしっとり物柔らか静静しずしずソフトおっとり婉然えんぜんしおらしい閑語たおやかナイーブ心優しい柔和温雅鷹揚おうよう静心しずこころ従容しょうよう悠悠閑閑おおどかつつましい奥ゆかしい泰然自若平静冷静しみじみしっぽりしんみり静まる温顔温容春風駘蕩たいとう穏便粛粛静謐せいひつ静粛

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精選版 日本国語大辞典 「心静か」の意味・読み・例文・類語

こころ‐しずか‥しづか【心静・心閑】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 心が落ち着いているさま。心のどか。
    1. [初出の実例]「脇息をおさへてまさへよろづ代に花の盛りを心しづかに〈仁教〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)賀・一三七七)
    2. 「胡簶(えびら)に差したる竹葉取り出して心閑(こころシツカ)に兵粮仕ひ、機を助けてぞ並み居たる」(出典太平記(14C後)二六)

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