精選版 日本国語大辞典 「溝」の意味・読み・例文・類語
みぞ【溝】
〘名〙
① 地を細長く掘って水を通す所。
※自然と人生(1900)〈徳富蘆花〉自然に対する五分時「山面山腹の襞溝(ミゾ)に生ひたるの類は」
④ (比喩的に) 人と人の間にあるへだて。かかわり合う二つのものの間に生じた考え方や感情のへだたり。
せせなぎ【溝】
〘名〙 (古くは「せせなき」か)
※俳諧・犬子集(1633)一七「白き物こそ黒くなりけれ せせなきに米かす水や捨ぬらん〈貞徳〉」
② 便所。
※塵芥(1510‐50頃)「 セセナキ、雪隠・東司」
こう【溝】
〘名〙 ほりわり。ほり。みぞ。〔春秋左伝‐哀公九年〕
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