紆余曲折(読み)ウヨキョクセツ

デジタル大辞泉 「紆余曲折」の意味・読み・例文・類語

うよ‐きょくせつ【×紆余曲折】

[名](スル)
1 道などが曲がりくねっていること。「谷から谷へ紆余曲折している道」
2 物事が順調に運ばないで、こみいった経過をたどること。「紆余曲折を経てやっと解決する」
[類語](1)うねうね・くねくね・うねくね・曲折・紆曲・紆余・蜿蜒・羊腸/(2)複雑・煩雑はんざつ・煩瑣はんさ・錯雑・錯綜さくそう・面倒・厄介・くだくだしい・ややこしい・しち難しい・入り組んだ・込み入った・手が込んだ・難しい・やりにくい・しにくい・言いにくい・小難しい・一筋縄では行かない・なかなかでもない・苦手・気が進まない・ふてぶてしい・困難・至難・度し難い・手ごわい・てこずる・難問・難題・難関・きつい・停頓・行き悩む・言いよどむ・壁にぶつかる・壁に突き当たる・埒らちもない・膠着こうちゃく・にっちもさっちも・もたつく・手間取る・行き詰まる・いたちごっこ・停滞・もたもた・暗礁に乗り上げる・難渋・曲折・頓挫・しち面倒・しち面倒臭い・もがく・苦慮・悪戦苦闘・難行苦行・難航・試行錯誤・あがく・苦戦・難物・荊棘けいきょく・あぐねる・デッドロック・窮する・阻害・不自由・ままならぬ・不如意・立ちはだかる・立ち往生・足踏み・多事多難・ぐずつく・もつれる・手が込む・手詰まり・とどこおる・とちる・四苦八苦・暗中模索・逆風・水をさす

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精選版 日本国語大辞典 「紆余曲折」の意味・読み・例文・類語

うよ‐きょくせつ【紆余曲折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 道などが曲がりくねっていること。
    1. [初出の実例]「極西には『セーン』河あり、紆余曲折して数島を作る」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
  3. ② 事情がこみいっていて、いろいろと変化すること。紆余。
    1. [初出の実例]「単に放言して顧みざるあり、或は紆余曲折(ウヨキョクセツ)して解説するあるが」(出典:想痕(1915)〈三宅雪嶺〉現代的、将来的、永久的)

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四字熟語を知る辞典 「紆余曲折」の解説

紆余曲折

道などが曲がりくねっていること。転じて、ことのなりゆきがさまざまの込み入った経過をたどり変化すること。

[使用例] 山崎は人生の紆余曲折を経てきて、今はただ家庭の安息をのぞむ以外に他意はなかった[中山義秀*魔谷|1949]

[使用例] キリスト教徒のように神の存在を証明しなくとも生きて行けたが、しかしこの美しい風土に溶解して行くには、すこし紆余曲折がありそうだった[立原正秋*帰路|1980]

[解説] 「紆」も「余」も川や丘などが屈曲する様子。「曲折」は曲がりくねること。

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