余計(読み)ヨケイ

デジタル大辞泉 「余計」の意味・読み・例文・類語

よ‐けい【余計】

[名・形動]
1 物が余っていること。必要な数より多くあること。また、そのさま。余り。余分。「一人分切符が余計だ」
2 普通より分量の多いこと。程度が上なこと。また、そのさま。たくさん。「いつもより余計に食べる」「人より余計な苦労をする」
3 必要な度を超えてむだなこと。また、そのものや、そのさま。「余計なことまでしゃべる」「余計なお世話だ」
[副]程度・分量がさらに増すさま。もっと。なおさら。「前より余計痛くなった」「そんなことを聞くと余計心配になる」
[類語](1)余り・残り・残余・残部・残物・余剰・剰余・余分・余裕・端数・おこぼれ・端はした・半端・残ざん/(3)余分・蛇足だそく・不必要・不要・不用・無用・無益・無駄むだ・無くもがな・あらずもがな・駄目・台無し・ふい・おじゃん・空中分解・挫折・くたびれもうけ・おしまい・わや・パンク・ぼつ・徒あだ・徒いたずら・徒労・不毛・無駄足・無駄骨・無駄骨折り・骨折り損・不経済・二度手間・無にする・無になる・無に帰する・水泡に帰する・水の泡/()なおさら・なお・さらに・ますます・一層・もっと・いよいよ・より・も少し・もう少し・ずっと・一段と・弥が上に・今・あと・未だ・然も・もう・今一つ・もう一つ・いまいち・今少し・もそっと・ぐっと・ぐんと・まして・いわんや・数段・段違い・層一層・しのぐ・うんと・だいぶ・余程・遥か・ひとしお・うたた・尚尚なおなお・尚なお以て・更なる・ひときわ・いや増す・尚なお且つ・かてて加えて・それどころ・そればかりか・しかのみならず・のみならず・加うるに・おまけに・また・且つまた・且つ・この上・その上・しかも・さては・さなきだに

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精選版 日本国語大辞典 「余計」の意味・読み・例文・類語

よ‐けい【余計・余慶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「余慶」から転じた語。「計」は後に当てたもの )
  2. ① 物の余ること。一定数量より多くあること。また、そのもの。あまり。余分。
    1. [初出の実例]「典座がかいをにてくわせたぞ、かいのよけいあるを僧衆まらせたぞ」(出典:玉塵抄(1563)一四)
  3. ② ( 形動 ) 他の物、他の場合などに比べて程度がさらに上であるさま。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「木を買へば、木の代ばかりも、それより余慶かかる」(出典:浮世草子・立身大福帳(1703)七)
    2. 「自分が厭になる一方女がよけい美しく見えて来た」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉)
  4. ③ ( 形動 ) 必要の度を越えて、無益であること。無用であること。ない方がよいのに、あること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「いはば余計なことでござる」(出典:交易問答(1869)〈加藤弘之〉上)

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