さっさ(読み)サッサ

デジタル大辞泉 「さっさ」の意味・読み・例文・類語

さっ‐さ

[副]動作のすばやいさま。ためらったり迷ったりせず、手際よく物事を行うさま。「さっさと歩く」「さっさ用事を済ませる」
[類語]速やか速い素早いすばしこい手早いはしこいさっとちゃちゃとちゃちゃっととっとと急ピッチ敏速迅速敏活敏捷びんしょうクイックスピーディーハイペース目にもとまらぬずいとぐいとぐんぐんどんどんすらすら見る見るめきめき見る間にとんとんぐいぐいどしどしずんずん手ばしこいひょいひらりひょいひょいぴょんぴょんぴょんかろやか軽い軽量軽軽かるがる身軽軽快身軽い簡捷かんしょう手早足早早足小走り機敏一瀉いっしゃ千里矢の如しはかばかしいてきぱきしゃきしゃききびきびついとつっとつとすいとすっとぱっとすたすた円滑スムーズすいすいとんとん拍子着着順調快調好調淀みない淀みなく上首尾首尾良くはかどる束の間時の間瞬く間電光石火はかないあっと言う間間髪をれず立ち所に即座即刻時を移さずすぐさま途端たちまち刻刻刻一刻時時刻刻次第次第に矢継ぎ早波に乗る

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精選版 日本国語大辞典 「さっさ」の意味・読み・例文・類語

さっ‐さ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 波の音、水の注ぎかかる音、風の音、紙を破り裂く音などを表わす語。さっさっ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 動作のすばやいさま、急ぐさまなどを表わす語。さっさっ。
狂歌・大団(1703)六「暮ぬ間に駕籠の中にてこゆるぎのいそげやいそげさっさ佐川へ」
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉後「うんともすんとも言はず、葉山は匇々(サッサ)と歩くばかり」

さっさ

感動民謡歌謡などで用いるはやしことば。
※俳諧・貝おほひ(1672)二三番「さっさ、やりたし、なんしゅんさまとうたへば」

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