千葉県域は房総半島であり、その自然条件が房総の歴史的景観を用意した。一つは土地の平坦さであり、県域の四割強が台地、二割強が低地からなり、それ以外にも標高三〇〇メートル以下の低丘陵地が広がっている。北部には下総台地が広がり、その北側に利根川、北西に江戸川が流れる。半島の東側は九十九里浜が続き、海岸平野が連なっている。
九十九里の海岸平野(浜平野)は北東から南西に約六〇キロにわたるが、これを含む房総半島の海岸線は三九七キロに及ぶ。銚子方面の
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
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関東地方の南東部に位置する県。旧安房・上総両国と下総国の大部分を県域とする。1868年(明治元)安房・上総では駿河・遠江・三河から移された7藩を加えて15藩,70年下総では下野国高徳藩が移され曾我野藩となり9藩がおかれた。また68年旧幕領を管轄する安房上総知県事・下総知県事がおかれたが,翌年それぞれ宮谷(みやざく)県・葛飾(かつしか)県と改称。71年廃藩置県後の11月安房・上総の諸県は木更津(きさらづ)県,下総の諸県は印旛(いんば)県に統合され,下総東部の3県は新治(にいはり)県に属した。73年木更津県と印旛県が合併して千葉県となり,県庁を千葉においた。75年新治県の廃県にともない利根川以南の下総3郡を編入,他方,旧印旛県管下の利根川以北を茨城県に,葛飾郡の一部を埼玉県に移管し,現県域が確定した。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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