標本(生物)(読み)ひょうほん

百科事典マイペディアの解説

標本(生物)【ひょうほん】

天然の産物に適当な処理を加えて,研究や教育のため長期の保存に耐える状態にしたもの。岩石や化石,貝殻などは特別な処理なしで標本として保存できるが,生物体の場合には適切な処理が必要になる。乾燥標本と液浸標本に大別され,前者に属するものに【さく】葉標本剥製(はくせい),昆虫の展翅(てんし)標本などがある。液浸標本は生物を固定後70〜80%のアルコールまたは3〜10%のホルマリン液中につけたもので,立体的な構造,腐敗しやすい性質をもつ動物の場合に用いられることが多い。分類用の標本では,採集日時・採集地・採集者の記載が必要。また顕微鏡観察のためにはプレパラートが用いられる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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