ふわふわ(読み)フワフワ

デジタル大辞泉 「ふわふわ」の意味・読み・例文・類語

ふわ‐ふわ〔ふはふは〕

[副](スル)
軽いものが揺れ動いたり、浮いて漂ったりするさま。「カーテンが風にふわふわ(と)揺れる」「白い雲がふわふわ(と)浮かぶ」
心が落ち着かないで、うわついているさま。「気持ちがふわふわ(と)している」
柔らかくふくらんでいるさま。「ふわふわ(と)したソファーに座る」
[形動]3に同じ。「ふわふわ羽毛布団
[名]卵を湯の中でとき混ぜた吸い物
「―にするとて玉子を人の割るを見つつ」〈色道大鏡・四〉
アクセントワフワ、はフワフワ
[類語]1びらびらぴらぴらひらりひらりはたはたゆらゆらゆさゆさちらりほらりほろりはらりぱらぱらひらひらひらり片片へんぺんぽっかりぷかりぷかりぷかぷかどんぶりこどんぶらこ浮き沈み浮遊たゆたう浮かぶ漂う浮く浮揚舞うふわりふわっとふんわり3ふわっとふわりふんわりふかふかふっくらふくふくぷくぷくぷよぷよぷにぷにふにゃふにゃなえなえへろへろへたへたよれよれしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃへなへなぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐなぐなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしなやかしんなりぷるんぷるぷるぷりぷりしこしこ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ふわふわ」の意味・読み・例文・類語

ふわ‐ふわふはふは

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 柔らかくふくらんでいるさまを表わす語。ふんわり。
      1. [初出の実例]「右衛門尉季重 顔はふわふわとして希有之任官哉」(出典:吾妻鏡‐元暦二年(1185)四月一五日)
    2. 軽いものが静かに揺れ動くさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「肩をふはふはとつかふ」(出典:名語記(1275)五)
    3. 軽々と浮き漂うさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「『さああふげあふげ』『ふはふはとあがるぞあがるぞ』」(出典:虎明本狂言・文荷(室町末‐近世初))
    4. 人の心、人の動作が軽々しくて落ち着かないさま、軽薄なさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「人のふるまひのふはふは、如何」(出典:名語記(1275)五)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。「ふわふわなふとん
    1. [初出の実例]「振り上げた尻尾が、〈略〉ふはふはの羽根ばたきに似て」(出典:白い犬(1951)〈永井龍男〉)
  3. [ 3 ] 〘 名詞 〙
    1. 歌舞伎で、宙乗りの俗称。役者の体がふわふわと空中に浮き上がるところからの称。
    2. 鶏卵を熱い湯の中に入れてかき混ぜて作った吸物
      1. [初出の実例]「夜起の時、ふはふはにするとて玉子を人のわるを見つつ」(出典:評判記・色道大鏡(1678)四)

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