『万葉集』(読み)マンヨウシュウ

とっさの日本語便利帳の解説

『万葉集』

日本現存最古の歌集。全二〇巻に四五〇〇首余を収める。撰者、成立については諸説あるが、大伴家持(おおとものやかもち)が主要な役割を果たし、八世紀半ばに編集されたと考えられる。仁徳天皇の皇后の歌(三一四)を巻中最古とみなせば、最も新しい家持の新春賀歌(七五九)まで四〇〇年以上の長きにわたる歌が集められている。代表的な歌人は、天智天皇、天武天皇、額田王(ぬかたのおおきみ)、柿本人麻呂高市黒人(たけちのくろひと)、山部赤人山上憶良大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)、大伴家持など。歌体は、長歌、短歌、旋頭歌(せどうか。五七七を反復した六句体)を主とし、内容からは、相聞歌(そうもんか。恋愛の歌。肉親愛、友情も含む)、挽歌(ばんか。死を悼む歌)、雑歌(ぞうか。相聞歌、挽歌以外の歌)に分類される。

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