こだわる(読み)コダワル

デジタル大辞泉 「こだわる」の意味・読み・例文・類語

こだわ・る〔こだはる〕

[動ラ五(四)]
1 ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。拘泥こうでいする。「些細ささいなミスに―・る」「形式に―・る」
2 物事に妥協せず、とことん追求する。「素材に―・った逸品」
3 つかえたりひっかかったりする。
「それ程―・らずに、するすると私の咽喉を滑り越したものだろうか」〈漱石・硝子戸の中〉
4 難癖をつける。けちをつける。
「郡司師高―・って埒らち明けず」〈浄・娥歌かるた〉
[補説]2は近年の用法。
[類語](1)かかずらう・拘泥・かまける/(2)マニアック・病的・クレージー・いかれる・神経質・凝り性・モノマニア・モノマニアック・偏執狂・執念深い・アブノーマル・異常・異様・狂的・ディレッタント・物好き・酔狂・好事家こうずか・虫・おたく・狂・狂い・気違い・マニア・通つう・こだわり・道楽・痴しれ者・凝り屋・執拗しつよう・しつこい・サブカルチャー・未練がましい・名残惜しい・惜しい・もったいない・あたら・残念・残り惜しい・残り多い・口惜しい・惜しむ・心残り・物惜しみ・未練・愛惜・痛惜・後ろ髪・後を引く・去り難い・ねちっこい・ねつい・ねちねち・悪あがき・うじうじ・うだうだ・いじいじ・ぐじぐじ・もじもじ・因循・断腸の思い・負け惜しみ・尾を引く・執拗・恋恋れんれん・惜しげ・思い残す・たゆたう・思い迷う・忍びない・物見高い・物好き者しゃ・好事こうず・数寄すき・多趣味・悪趣味・好奇・好奇心・新しがり・新しがり屋・新し物好き・初物食い・心寄せ・好き好き・気に入り・お気に入り・趣味・好み・嗜好しこう・同好・横好き・愛好・覗のぞく・覗のぞき見・覗のぞき見る・覗のぞき込む・盗み見る・窺うかがう・透き見・野次馬・野次馬根性・興味本位・興味津津しんしん・鵜うの目鷹たかの目・目を輝かす・目を奪われる・見る目嗅かぐ鼻・嗅かぎ回る・助平根性・物珍しい

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精選版 日本国語大辞典 「こだわる」の意味・読み・例文・類語

こだわ・るこだはる

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ① すらすらと行かないで、ひっかかったりつかえたりする。
    1. [初出の実例]「脇指の鍔がよこっぱらへこだわっていてへのだ」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六)
  3. ② 気にしなくてもいいようなことが心にかかる。気持がとらわれる。拘泥する。
    1. [初出の実例]「賤しい根性は自然此間にこだはって居た」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉六)
  4. ③ 故障をいいたてる。わずかのことに理屈をつけて文句をいう。なんくせをいう。こだわりをつける。
    1. [初出の実例]「達て御いとまを願ひ給へ共、郡司師高こだわって埒明けず」(出典:浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)二)
  5. ④ ( ②から転じて ) ある物事に強く執着して、そのことだけは譲れないという気持を持つ。「本物の味にこだわる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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