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イタリア[古代] イタリア[こだい]Italia, ancient

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イタリア[古代]
イタリア[こだい]
Italia, ancient

語源は古イタリア語の Vitelia「子牛の土地」のギリシア語化らしい。最初は半島の爪先部分の南半をさしたが,次第にその範囲が拡大されて用いられ,ルカニア,カンパーニャが含まれ,前3世紀にはリグリア,ガリア・チザルピーナ以南の半島の地理的総称となる。政治的な単位としてのイタリアという概念は前1世紀の同盟市戦争以後ローマの覇権が確立していく過程において生れてくる。ローマ皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) のときには,アルプス山脈以南をさすにいたるが,詩人たちはイタリアをヘスペリア (西方の地) ,サツルニア (ラチウム) などとも呼んだ。先史以来気候が温暖で,土地の変化に富み,多くの部族が割拠していて,イタリアは地理的概念にすぎなかったが,アウグスツスの代に初めてローマによるイタリアの政治統一がなしとげられた。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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