命辛辛(読み)いのちからがら

精選版 日本国語大辞典 「命辛辛」の意味・読み・例文・類語

いのち‐からがら【命辛辛】

〘副〙 (あわてて逃げるさまなどにいう) 生命だけを守るのが精いっぱいで。やっとのことで。
※俳諧・桜川(1674)冬二「飛鳥やいのちからから鷹の鈴〈守常〉」

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デジタル大辞泉 「命辛辛」の意味・読み・例文・類語

いのち‐からがら【命辛辛】

[副]命を守るのが精いっぱいのさま。やっとのことで。「命辛辛逃げてくる」

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