ふっと(読み)フット

デジタル大辞泉 「ふっと」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐と

[副]
1 前ぶれなく急に事が行われたり、事態が変わったりするさま。不意に。ふと。「夜中にふっと目が覚める」「ふっと名案が浮かんだ」
2 口をすぼめて一瞬息を吹くさま。「ろうそくの火をふっと吹き消す」
[類語]ふと・急・にわか・出し抜け・突然・急遽きゅうきょ・唐突・短兵急・不意・忽然こつぜん・俄然・突如・いきなり・不意に・ふいと・ひょっこり・打ち付け・ぶっつけ・つい・ついつい・ついと・つと・ひょっと・ひょい・はた・思わず・思わず知らず・思いがけず・はしなく・はしなくも・図らず・図らずも・時ならず・忽たちまち・卒然・突発的・発作的・反射的・藪やぶから棒・青天の霹靂へきれき・寝耳に水・矢庭に・すいと・がばと・がばっと・むっくと・むっくり・むくり・すっく・すっと・さっと・ぱっと・身軽・身軽い・軽軽・軽快・機敏・一瀉いっしゃ千里・急ピッチ・ひょいひょい・ぴょん・ぴょんぴょん・しゃきしゃき・てきぱき・つっと・あっと言う間・見る見る・あれよあれよ・とっさ・とっさに・すぐさま・即座・すかさず・抜き打ち・頓とみに・忽焉こつえん・勃然ぼつぜん・翻然・卒爾そつじ・ばったり・ぱたり・ぱたっと・一足飛び・彗星すいせいの如く・不意打ち・急転・急変・急展開・どきん・がらっと・まさか・ぬっと・意外・不測

ふつ‐と

[副]
1 細長い物を断ち切るさま。
「縄などの切るる様に―切るるままに」〈今昔・二三・二二〉
2 (多く下に打消しの語を伴って用いる)まったく。さっぱり。
「後撰の歌といふ事―思ひ寄らで」〈無名抄〉

フット(foot)

1 足。「フットウエア」
2 ⇒フィート

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精選版 日本国語大辞典 「ふっと」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. [ 一 ] ( 「ふつと」とも )
    1. ① 細長い物をきっぱりと断ち切るさまを表わす語。すぱっと。ふつりと。
      1. [初出の実例]「縄などの切るる様にふつと切るるままに」(出典:今昔物語集(1120頃か)二三)
    2. ② 前後の脈絡もなく、突然に行動したり、事態が変化したりするさまを表わす語。ふいと。ぱっと。ひょっと。
      1. [初出の実例]「義時と云時正が子をば奏聞して、又ふつと上臈になして」(出典:愚管抄(1220)六)
      2. 「又逢ふ事のあらふかと、ふつと付いたる出来心」(出典:浄瑠璃・八百屋お七(1731頃か)上)
  3. [ 二 ] 口をすぼめて息を吹いたり、吹き出して笑ったりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「おかしさどうもたまられず、ふっと吹き出す斗也」(出典:浄瑠璃・蝉丸(1693頃)一)
    2. 「ふっと提灯を消すのが合図」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉六三)

フット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] foot )
  2. ① 足。歩み。〔アルス新語辞典(1930)〕
  3. ② =フィート〔工学字彙(1886)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ふっと」の意味・わかりやすい解説

フット
Foot, Michael

[生]1913.7.23. プリマス
[没]1978.6.18. ホンコン
イギリスの政治家。父や兄は自由党議員。オックスフォード大学在学中は自由党クラブに所属。 1935年 R.S.クリップスと知合い労働党に入党,45年下院議員に当選。議会での雄弁で鳴り,党内左派の論客,著述家。『ロンドン・イブニング・スタンダード』紙の編集者として,さらにテレビを通じて著名になった。 74年 60歳で初めて入閣 (第3次 H.ウィルソン内閣の雇用相) ,炭鉱ストの収拾にあたり,次いで 71年に保守党が制定した産業関係法の廃止を断行した。またヨーロッパ共同体 EC加盟に強く反対したことでも有名。 76年の党首選挙に立候補したが J.キャラハンに敗れた。

フット
Foote, Samuel

[生]1720.1.27. 〈洗礼〉コーンウォール,トゥルーロ
[没]1777.10.21. ドーバー
イギリスの俳優,劇作家。 1747年からヘイマーケット劇場を経営,興行免許なしに茶会と称して一連のファルス的作品を上演,67年に正式に免許を得て,自作の喜劇を舞台にかけた。物まねなどによって有名人たちを辛辣に風刺したため人気を集める一方,支配階級から恐れられ,ついに 77年キングストン公爵夫人から名誉毀損で訴えられて引退。代表作『パリのイギリス人』 The Englishman in Paris (53) 。

フット
Foote, Andrew Hull

[生]1806.9.12. コネティカット,ニューヘーブン
[没]1863.6.26. ニューヨーク
アメリカの海軍軍人。 1850年代にアフリカ沿岸,中国水域で活躍。奴隷貿易反対運動を支持した。南北戦争初期の 61~62年ミシシッピ川上流の作戦を指揮,南部連合のヘンリー要塞,ドネルソン要塞攻略に参加。少将で退役。

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