意表(読み)イヒョウ

デジタル大辞泉 「意表」の意味・読み・例文・類語

い‐ひょう〔‐ヘウ〕【意表】

[名・形動]全く考えていなかったこと。また、そのさま。意外。「相手の意表に出る」
「平岡の問は実に―に、無邪気に、代助の胸に応えた」〈漱石・それから〉
[類語]思いのほか・案外・思いがけない・慮外・存外・望外・予想外・意外・なかなか・思いも寄らない・意想外・心外・不慮・ゆくりなく・もしや・もしかしたら・もしかすると・ひょっとすると・ひょっとしたら・ひょっとして・あるいは・もしかして・どうかすると・下手すると・一つ間違えば・ことによると・あわよくば・まかり間違う・よもや・まさか・万万ばんばん・夢か現うつつか・図らずも・はしなく・はしなくも・突然・唐突・案に相違する・意表を突く・まぐれ・ひょんな・ひょっと・ゆくりなし・我にもなく・期せずして・悪くすると・事と次第による・事によると・ともすると・ややもすれば・何かにつけ・何かと言えば・折に触れて・もしくは・はたまた・ないし・偶然・たまさか・時として・かも知れない・思わず・思わず知らず・我知らず・知らず知らず・折もあろうに・折悪しく ・頻繁・有りがち・ややもすると・うかうか・うっかり・寄り寄り・ちょいちょい・ちょくちょく・ふとした・重重・重ねて・重ね重ね・再三・再再・しばしば・たびたび・度度どど・返す返す・しきり・二度あることは三度ある・時ならず・臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・往往・たまたま・時時ときどき・時折・折折・時たま・間間・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・偶たま・得てして

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精選版 日本国語大辞典 「意表」の意味・読み・例文・類語

い‐ひょう‥ヘウ【意表】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① ( 「表」は外の意 ) 考えに入れていないさま。意外なこと。思いの外。案外。また、そのおどろき。意表外。意想外。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「平岡の問は実に意表(イヘウ)に、無邪気に、代助の胸に応(こた)へた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉一六)
    2. [その他の文献]〔尉繚子‐十二陵〕
  3. ② 心の中の思い。考え。意中。意向。
    1. [初出の実例]「別而可レ得二御意表一事候」(出典:小早川家文書‐(永祿一二年)(1569)三月一八日・木下秀吉書状)

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