痺れる(読み)シビレル

デジタル大辞泉 「痺れる」の意味・読み・例文・類語

しび・れる【×痺れる】

[動ラ下一][文]しび・る[ラ下二]
からだの一部または全体感覚が失われ、自由がきかなくなる。「正座して足が―・れる」
電気などを感じてびりびりふるえる。「感電して―・れた」
心を奪われてうっとりとする。強烈な刺激を受けて陶酔する。「ジャズ演奏に―・れる」
[類語](1麻痺攣る/(3陶酔酔う酔いれるひたうっとりする恍惚こうこつ陶然とろける

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精選版 日本国語大辞典 「痺れる」の意味・読み・例文・類語

しび・れる【痺】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しび・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 体の全体または一部の感覚がなくなり、運動の自由がきかなくなる。
    1. [初出の実例]「痱はしびるるやまいぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)賈誼第十八)
  3. 正常な思考能力や感情気力が麻痺する。激しく感情が高まって酔ったようになる。
    1. [初出の実例]「あくる障子の内、〈略〉見るよりぞっと身もしびれ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)三)
    2. 「スピードの美しさだけが私の全感覚をしびれさせてゐる最中ですもの」(出典:猟銃(1949)〈井上靖〉みどりの手紙)
  4. 電気などを感じてびりびりふるえる。

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