デジタル大辞泉 「超絶」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐ぜつ〔テウ‐〕【超絶】 [名](スル)1 程度が他よりもはるかにとびぬけてすぐれていること。「超絶した技巧」2 他とは無関係に、より高い立場にあること。超越。「俗世間から超絶する」3 ⇒超越ちょうえつ3㋑[補説]1から発展して、俗に、「超絶うまい」「超絶おもしろい」のように副詞的に用いられることがある。[類語]超越・卓越・卓抜・卓出・卓絶・不世出 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「超絶」の意味・読み・例文・類語 ちょう‐ぜつテウ‥【超絶】 〘 名詞 〙① 程度が、他をはるかにこえすぐれること。ぬきんでること。ちょうぜち。[初出の実例]「絶に超絶の心があらうず、ぬくる心ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)二)[その他の文献]〔六韜‐犬韜、武騎士〕② =ちょうえつ(超越)③[初出の実例]「バイロンのマンフレッド、ギョウテのフォウストなどは実に理学の外に超絶したるものにあらずや」(出典:他界に対する観念(1892)〈北村透谷〉)③ =ちょうえつ(超越)④[初出の実例]「覚性界より空間及び時間に至るまで皆之を超絶して、宇宙間敢て之が制限を為すものあらざるなり」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「超絶」の読み・字形・画数・意味 【超絶】ちよう(てう)ぜつ はるかにすぐれる。魏・文帝〔弾棊の賦〕惟(こ)れ彈棊の嘉巧なる、(はる)かに超して其れ儔(たぐひ)無し。上智の弘略を(か)ね、允(まこと)にを貫きて幽局を洞(ふか)くす。字通「超」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報