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群馬[県] ぐんま

百科事典マイペディアの解説

群馬[県]【ぐんま】

関東地方北西部の県。県庁所在地は前橋市。6362.28km2。200万8068人(2010)。〔沿革〕 古くは栃木県とともに毛野国(けののくに)と称し,分かれて上毛野国(かみつけののくに),のち上野(こうずけ)国となった。古代は東山道が通じ,大和朝廷の東国における拠点であった。中世には新田氏が一円を支配した。江戸期,幕府は多くの関所を設け,大名領,旗本領天領に細分,藩は館林(たてばやし)の榊原氏以外はすべて小藩であった。1871年邑楽(おうら)・山田・新田3郡は栃木県に属し,他は群馬県となり,1876年上野国全域が群馬県となった。〔自然〕 大部分が山地の内陸県で,北東部は足尾山地,日光火山群,北西部は太平洋側と日本海側の分水界をなす三国山脈,南西部は関東山地の北端。中部には赤城山榛名(はるな)山がそびえる。南部と南東部は各山地から流下する諸河川が利根川に合して沖積平野を形成している。気候は内陸性で,気温の差が激しく,北部と西部の山間部は降雪量が多い。秋〜春にいわゆる〈からっ風〉が吹き,春に晩霜,夏に雷雨,雹(ひょう)が著しい。〔産業〕 産業別人口構成は第1次6.5%,第2次32.8%,第3次60.0%(2005)。平地は乏しく,畑が卓越,樹園地の多くは桑園,桑園面積は全国の28%(1993)を占める。二毛作田が多く,裏作は麦作が多く,小麦の収穫量では北海道に次いで4位(2003)である。下仁田を中心とするコンニャクとネギ,嬬恋(つまごい)村などの寒冷地でキャベツ(全国2位,2003),ハクサイの栽培が有名である。近年は養蚕,コンニャク栽培は停滞してはいるが,収繭量で全国の45%,コンニャク芋の収穫量で全国の78%(ともに2003)を上げ,全国一である。また近年低地でのナシ,ブドウ,リンゴなどの果樹栽培が伸長している。赤城・浅間・荒船山麓では牛を飼育,牛乳を多産する。林業は利根・吾妻(あがつま)両郡と関東山地で用材を産し,シイタケの生産も多い。工業の中心は江戸時代以来の,前橋・高崎・富岡の製糸,伊勢崎の銘仙,桐生の絹織物に代表される製糸,絹織物工業であったが,停滞してきている。近年は利根川水系の電力,用排水路整備を背景に,関越・上信越両自動車道も開通して渋川,前橋,高崎,太田,伊勢崎,尾島などで輸送用機械,電気器具,鉄鋼,化学,金属などの工業が発展,工業団地の造成も著しい。製造品出荷額では7兆2855億円(2003)で関東7県のうち6位に位置する。日光国立公園尾瀬国立公園,上信越高原国立公園妙義荒船佐久高原国定公園があり,尾瀬谷川岳浅間山上毛三山,温泉の伊香保草津水上など登山・行楽地が多い。〔交通〕 南部・南東部の平野部に県の主要都市が集中し,上越新幹線,高崎線,信越本線,両毛線,八高線,東武鉄道,上毛電鉄,関越自動車道,国道17,18,50号線などで結ばれる。新潟県へ清水トンネルにより上越線が延び,西部に吾妻線・上信電鉄,上信越自動車道,東部にわたらせ渓谷鉄道が通じる。
→関連項目おっきりこみ関東地方

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世界大百科事典 第2版の解説

ぐんま【群馬[県]】

面積=6363.18km2(全国21位)人口(1995)=200万3540人(全国19位)人口密度(1995)=315人/km2(全国21位)市町村(1997.4)=11市32町27村県庁所在地=前橋市(人口=28万4788人)県花=レンゲツツジ 県木=クロマツ 県鳥=ヤマドリ関東地方の北西部を占める内陸県で,栃木,埼玉,長野,新潟,福島の5県に接する。
[沿革]
 群馬県は旧上野国全域にあたり,幕末には前橋藩高崎藩沼田藩安中藩館林藩伊勢崎藩小幡藩七日市藩,吉井藩の9藩と約25万石の天領,旗本領とに分かれ,天領を支配する岩鼻陣屋が置かれていた。

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