水も漏らさぬ(読み)ミズモモラサヌ

デジタル大辞泉 「水も漏らさぬ」の意味・読み・例文・類語

みずらさぬ

警戒防御などが厳重で完全なさま。「水も漏らさぬ警備
非常に親しいさま。「水も漏らさぬ仲」
[類語]万全完全完璧十全完全無欠満点大丈夫両全金甌きんおう無欠百パーセントパーフェクト全くまった文句なし無傷間然かんぜんする所がない非の打ち所がないもってこいタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝有用有益絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合いあつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう適合適当合致即応同調フィット相応しか即する肌が合うくみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的リーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ言う事無し見事満足八方好し言うに及ばずコンプリートこよなく上上鮮やか圧巻あっぱれうはうは上手えも言わずえも言われぬオールマイティー会心神業冠絶際立つ群を抜く傑出しびれる秀逸充足手練称賛上出来ずば抜ける卓出卓絶卓抜ける達成感超人的長ずる超絶天才的得意顔特出突出抜きん出る迫真抜群不朽水際立つ満ち足りる物の見事

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精選版 日本国語大辞典 「水も漏らさぬ」の意味・読み・例文・類語

みず【水】 も 漏(も)らさぬ

  1. すきまなく敵をとり囲むさま。また、警戒・防御・用意などがきわめて厳重なさま。転じて、容姿態度などつけいるすきがなく、見事なさま。
    1. [初出の実例]「中々それも一寸見は分らないやうにやるんだから危いんだ。━水も洩らさない」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉六)
  2. きわめて親しい仲の形容
    1. [初出の実例]「などてかく逢ふごかたみになりにけん水もらさじと結びしものを」(出典:伊勢物語(10C前)二八)

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