超絶(読み)チョウゼツ

デジタル大辞泉 「超絶」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぜつ〔テウ‐〕【超絶】

[名](スル)
程度が他よりもはるかにとびぬけてすぐれていること。「超絶した技巧
他とは無関係に、より高い立場にあること。超越。「俗世間から超絶する」
超越ちょうえつ3
[補説]1から発展して、俗に、「超絶うまい」「超絶おもしろい」のように副詞的に用いられることがある。
[類語]超越卓越卓抜卓出卓絶不世出文句無し完全完璧万全十全両全満点金甌きんおう無欠完全無欠百パーセントパーフェクト全くまった大丈夫無傷間然する所がない水も漏らさぬ非の打ち所がないもってこいタイムリー有り難いうれしいおんの字重宝有用有益絶好願ったり叶ったり願ってもない渡りに船格好頃合いあつらえ向き打って付けぴったり好個好適適する適う適える合う沿うそぐう適合適当合致即応同調フィット相応しか即する肌が合うくみし易いしかるべきマッチ究竟くっきょう合い口合目的リーズナブル好条件見合う匹敵言い得て妙あたかもよし三拍子そろ似合わしいジャストミート思いがけない当を得る馬が合う息が合う順当どんぴしゃり所を得る最適つぼにはまる水を得たうおのよう結構尽くめ言う事無し見事満足八方好し言うに及ばずコンプリートこよなく上上鮮やか圧巻あっぱれうはうは上手えも言わずえも言われぬオールマイティー会心神業冠絶際立つ群を抜く傑出しびれる秀逸充足手練称賛上出来ずば抜けるける達成感超人的長ずる天才的得意顔特出突出抜きん出る迫真抜群不朽水際立つ満ち足りる物の見事

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精選版 日本国語大辞典 「超絶」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐ぜつテウ‥【超絶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 程度が、他をはるかにこえすぐれること。ぬきんでること。ちょうぜち。
    1. [初出の実例]「絶に超絶の心があらうず、ぬくる心ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)二)
    2. [その他の文献]〔六韜‐犬韜、武騎士〕
  3. ちょうえつ(超越)
    1. [初出の実例]「バイロンのマンフレッド、ギョウテのフォウストなどは実に理学の外に超絶したるものにあらずや」(出典:他界に対する観念(1892)〈北村透谷〉)
  4. ちょうえつ(超越)
    1. [初出の実例]「覚性界より空間及び時間に至るまで皆之を超絶して、宇宙間敢て之が制限を為すものあらざるなり」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一)

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普及版 字通 「超絶」の読み・字形・画数・意味

【超絶】ちよう(てう)ぜつ

はるかにすぐれる。魏・文帝〔弾棊の賦〕惟(こ)れ彈棊の嘉巧なる、(はる)かに超して其れ儔(たぐひ)無し。上智の弘略を(か)ね、允(まこと)にを貫きて幽局を洞(ふか)くす。

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