慮外(読み)リョガイ

デジタル大辞泉 「慮外」の意味・読み・例文・類語

りょ‐がい〔‐グワイ〕【慮外】

[名・形動]
1 思いがけないこと。また、そのさま。「慮外な(の)ことを言う」
2 無礼であること。また、そのさま。ぶしつけ。「慮外ながら一言申し述べます」「慮外千万」
[類語](1)思いのほか・案外・思いがけない・意外・存外・望外・予想外・意表・なかなか・思いも寄らない・なかなか・意想外・心外・不慮・ゆくりなく・もし・仮に・たとえ・もしか・よしんば・たとい・よしや・もしも・万一・万一ばんいち・万が一・万万一・もしや・もしかしたら・もしかすると・ひょっとすると・ひょっとしたら・ひょっとして・あるいは・もしかして・どうかすると・下手すると・一つ間違えば・あわよくば・まかり間違う・よもや・まさか・万万ばんばん・夢か現うつつか・図らずも・はしなく・はしなくも・思いがけず・突然・唐突・案に相違する・意表を突く・まぐれ・ひょんな・ひょっと・ゆくりなし・我にもなく・期せずして・悪くすると・事と次第による・事によると・ともすると・ややもすれば・何かにつけ・何かと言えば・折に触れて・もしくは・はたまた・ないし・偶然・たまさか・時として・かも知れない・思わず・思わず知らず・我知らず・知らず知らず・折もあろうに・折悪しく・臨時・随時・不時・不定期・当座・時には・往往・たまたま・ともすると・時時ときどき・時折・折折・時たま・間間・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・偶たま・得てして・頻繁・有りがち・ややもすると・うかうか・うっかり・寄り寄り・ちょいちょい・ちょくちょく・ふとした・重重・重ねて・重ね重ね・再三・再再・しばしば・思いがけない・たびたび・度度どど・返す返す・しきり・二度あることは三度ある・時ならず・臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・往往・たまたま・時時ときどき・時折・折折・時たま・間間・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・偶たま・得てして

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精選版 日本国語大辞典 「慮外」の意味・読み・例文・類語

りょ‐がい‥グヮイ【慮外】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ① 思いのほかであること。意外であること。思いがけないこと。また、そのさま。案外。意外。
    1. [初出の実例]「於レ是仲郎暗裏非レ識二冒隠之形一、慮外不レ堪二拘接之計一、任レ念取レ火、就レ跡帰去也」(出典:万葉集(8C後)二・一二六左注)
    2. 「若慮外に一句をも聞く事有らば思出せと言ふに」(出典:三国伝記(1407‐46頃か)五)
    3. [その他の文献]〔晉書‐毛璩伝〕
  3. ② ( 思いがけないありがたいことの意から ) 主に、話しことばに用いて、ありがたい、かたじけない、恐縮だなど、感謝の意を表わす。
    1. [初出の実例]「『やいやいこひやひ』『あっ』『扨も扨もりょぐゎいな事で御ざる』」(出典:虎明本狂言・樽聟(室町末‐近世初))
  4. ③ ( ━する ) 思いもよらない不法・不当な態度や行為についていう。ぶしつけなこと。不埒なこと。無礼なさま。無遠慮なふるまい。また、そのようにふるまうこと。
    1. [初出の実例]「一とせの盧外(りょぐゎいの)馬咎めに射し候ひし男の子の」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五)
  5. ④ ( 「ながら」「なれど」を伴うことが多い ) 無礼をわびる意を表わす。失礼ですが。おそれいりますが。はばかりながら。
    1. [初出の実例]「慮外ながらこしをかけまらする」(出典:虎明本狂言・鎧(室町末‐近世初))

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普及版 字通 「慮外」の読み・字形・画数・意味

【慮外】りよがい(ぐわい)

意外。思いがけぬ。〔晋書、毛伝〕(詔)故(もと)の州刺、~王忠烈、事、慮外に乖(そむ)く(暗殺された)。日し。測愴を懷く。~錢三十・布三百匹を給す。

字通「慮」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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