邪・横しま(読み)よこしま

精選版 日本国語大辞典 「邪・横しま」の意味・読み・例文・類語

よこ‐しま【邪・横しま】

〘名〙 (形動)
① 横の方向であること。また、そのさま。よこむき。よこさま。
書紀(720)仁徳一一年四月(前田本訓)「群臣、共に視て横(ヨコシマ)の源(うなかみ)を决(さく)り海に通(かよ)はせて」
② 正しくないこと。道にはずれていること。横暴なこと。また、そのさま。邪悪。非道。よこさま。
正法眼蔵(1231‐53)弁道話「ほとけ仏にさづけてよこしまなることなきは、すなはち自受用三昧、その標準なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android