通用(読み)ツウヨウ

デジタル大辞泉 「通用」の意味・読み・例文・類語

つう‐よう【通用】

[名](スル)
1 ある期間・範囲内で、自由に使えること。「全館に通用する優待券」「スペイン語の通用する国々」
2 広く世間に認められていること。「世界に通用する新技術」「その実力ではプロでは通用しない」
3 ふだんの出入りに使用すること。「通用の出入り口」
「家毎に穴をあけておいて―する」〈滑・浮世風呂・四〉
4 心をかよわせること。
「よそ目には勅勘の者とてはばかる様なれ共、内心は皆―せり」〈盛衰記・一九〉
[類語]クオーテーション・孫引き・引き合い・引用・運用・使用・利用・活用・所用・盗用・悪用・転用・流用・愛用・援用・応用・逆用・供用・誤用・充用・試用・常用・善用・適用・乱用・引証・引例・引拠・引き句・引き写し・転載・掲載・登載・所載・満載・連載・訳載・載せる・コピーアンドペースト・引き写す・使う・用いる・活いかす・役立てる・用立てる・利する・ユースフル・有用・有益・有効・実用・実用的・ユーティリティー・便利・利便・利便性・便宜・有利・万能・経済的・重宝ちょうほう・有為・為ためになる・有意義・役立つ・役に立つ・用立つ・使える・適する・便ずる・簡便・軽便・好都合・至便・便益・資する・益する・共用・汎用・両用・併用・兼用・混用・日用・慣用・代用・当用・便乗・得策・採用・連用・私用・公用・充用・飲用・食用・コンビニエンス・渡りに船・一翼を担う・捨てたものではない・力になる・実利・間に合う・事足りる

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精選版 日本国語大辞典 「通用」の意味・読み・例文・類語

つう‐よう【通用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 両方に通じて用いること。どれにも用いられること。共用。
    1. [初出の実例]「凡軍団。各置二鼓二面。大角二口。少角四口一、通二用兵士一、謂。皷角通用也」(出典:令義解(718)軍防)
    2. 「但両音字有二通用之例一」(出典:江談抄(1111頃)五)
    3. [その他の文献]〔論語集解‐八佾〕
  3. ② 広く一般に通じ用いられること。世間に認められること。また、ふつうに用いられること。流通。
    1. [初出の実例]「姫周の尺は十寸也。これが閻浮提の通用(ツウヨウ)也」(出典:六物図抄(1508))
    2. 「四文銭の通用(ツウヨウ)、日々に重宝」(出典:咄本・鹿の子餠(1772)大銭)
  4. ③ 心をかよわすこと。また、意味が通じること。
    1. [初出の実例]「よそ目には勅勘の者とて憚様なれ共、内心は皆通用(ツウヨウ)せり」(出典:源平盛衰記(14C前)一九)
    2. 「人間の虫のよさが神に微塵も通用しない事を」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空)
  5. ④ 通ること。出入りすること。通行。
    1. [初出の実例]「ナガサキ ヨリ アリマエ tçǔyô(ツウヨウ)スル〈訳〉長崎から有馬まで人の往来・交際がある」(出典:日葡辞書(1603‐04))
  6. ⑤ 物を質に入れて、金を借りること。
    1. [初出の実例]「よしゃアがれ、着物がたまらねへ。肩がひけると、通用(ツウヨウ)がきかねへわい」(出典:洒落本・卯地臭意(1783))
  7. ⑥ 大小便が出ること。つうじ。便通。
    1. [初出の実例]「抱き子に小便をやってゐる見得〈略〉『さてもさても、通用(ツウヨウ)のいい餓鬼だ』」(出典:歌舞伎・勝相撲浮名花触(1810)序幕)

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普及版 字通 「通用」の読み・字形・画数・意味

【通用】つうよう

一般に用いる。

字通「通」の項目を見る。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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