大山[町](読み)おおやま

百科事典マイペディアの解説

大山[町]【おおやま】

富山県南東部,上新川(かみにいかわ)郡の旧町。大部分を飛騨高地が占め,北境を常願寺川が流れる。富山地方鉄道立山線が通じる。米作を中心とし,酒造,農機具製造を行う。有峰(ありみね)ダムがある。東部に薬師岳三俣蓮華(みつまたれんげ)岳黒部川の源流部などがあり,中部山岳国立公園の一部をなす。2005年4月上新川郡大沢野町,婦負郡八尾町,婦中町,山田村,細入村と富山市へ編入。572.32km2。1万1716人(2003)。

大山[町]【おおやま】

大分県西部,日田郡の旧町。大部分が山地で,中部を大山川北流。スギ,ヒノキ材,シイタケ多産,近年梅,クリの樹園地造成が活発。東部は耶馬日田英彦山(やばひたひこさん)国定公園に属する。2005年3月日田郡天瀬町,前津江村,中津江村,上津江村と日田市へ編入。45.72km2。3911人(2003)。

大山[町]【だいせん】

鳥取県西部,西伯(さいはく)郡の町。大山北麓と阿弥陀川の扇状地を占め,大山隠岐(おき)国立公園の主要部を含む。主集落国信(くにのぶ)は日本海に面し,山陰本線大山口駅に近い。乳牛飼育が盛んで乳製品,タバコ,ナシを多産。大山山麓は第2次大戦後,開拓団による開拓が進められた。2005年3月西伯郡名和町,中山町を編入し,町役場を旧名和町役場とした。189.83km2。1万7491人(2010)。

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世界大百科事典 第2版の解説

おおやま【大山[町]】

富山県南東部,上新川郡の町。人口1万1147(1995)。町域の大部分は常願寺川,黒部川の源流部の山地で,飛驒山脈を境に長野県,岐阜県と接する。中心集落の上滝は常願寺川の谷口に位置する市場町として発達した。富山地方鉄道立山線が通じ,付近には曹洞宗の名刹(めいさつ)大山寺や遊園地がある。常願寺川西岸の扇状地は水田になっている。常願寺川の支流和田川上流には有峰ダム(有峰湖)が建設され,水力発電所も多い。

おおやま【大山[町]】

大分県西部,日田郡の町。人口4226(1995)。北西部は日田市,南端は熊本県に接する。中央部を北流する大山川沿岸の低地のほかは,大半は山地が占め,段々畑がみられる。近年,果樹園の造成が盛んで,梅,栗などを産し,また杉,ヒノキなどの木材やシイタケも生産される。東部は耶馬日田英彦山(やばひたひこさん)国定公園に属する。【萩原 毅】

だいせん【大山[町]】

鳥取県西部に位置し,日本海に臨む西伯郡の町。人口7205(1995)。町域に中国山地の主峰大山と寄生火山の孝霊山,鍔抜(つばぬき)山があり,北部には阿弥陀川の扇状地が広がる。県内でも最も早く開発の進んだ地域で,縄文~弥生時代の遺跡が多く,孝霊山麓には宮内,平などの古墳群があり,低地には条里制の遺構が残る。大山は平安時代以来山岳仏教の聖地で,中腹にある大山集落は,近世には3000石の寺領を有した天台宗大山寺門前町として栄え,現在は大山登山と観光の基地となっている。

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世界大百科事典内の大山[町]の言及

【大分[県]】より

…このような状況を打開するため,1979年以来,1村1品運動が行政主導型で推進され,現在,地域の農水産物に注目して新しい産業を起こす〈村おこし〉が盛んになっている。この運動の先導的な役割を果たした日田郡大山町は,梅,栗の生産およびその農産加工業の育成を計り,成功した例として知られる。
[工業近代化への歩み]
 大分県は近代化の過程において,藩政時代の小藩分立の歴史が大きな障害となって,大藩に起源をもつ鹿児島本線沿いの諸県に比べて,中心都市の発達,近代工業の育成がかなり遅れた。…

※「大山[町]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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