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元(王朝)(読み)げん

百科事典マイペディアの解説

元(王朝)【げん】

中国の王朝。1260年―1368年存続。国号の元は1271年に定められた。モンゴル帝国第5代ハーンのフビライ(世祖)が大都(北京)に遷都して,中国を支配。1279年南宋を滅ぼし,領域は中国全土からモンゴル本土を含み,朝鮮,チベットをも服属させた。その支配は,民族によって身分を分け,モンゴル人・色目(しきもく)人を支配層として,漢人(金の遺民)・南人(南宋の遺民)を圧迫。次第に社会不安が高まり,紅巾の乱(白蓮(びゃくれん)教徒の乱)を契機としのために中国から追われた。以後はモンゴル本土に余勢を保ったが,これを北元という。文化面では元曲(雑劇)などの通俗劇,文人画が興り,特に山水画が発達した。
→関連項目オゴタイ・ハーン国オホーツク文化胡同中華人民共和国チンギス・ハーン東方見聞録文永・弘安の役

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