湧然(読み)ユウゼン

デジタル大辞泉 「湧然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん【湧然/×涌然】

[ト・タル][文][形動タリ]わき出るさま。盛んにわき起こるさま。
黄金色の紅が―として輝いた」〈倉田愛と認識との出発
[類語]盛ん隆隆りゅうりゅう鬱然うつぜん澎湃ほうはい勃勃ぼつぼつ油然ゆうぜん沸沸ふつふつもりもりむくむくみなぎるみなぎらすあふれる燃え上がる沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎる高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い起こす奮い立つ気を吐くエネルギッシュ活発快活精力的脂が乗る水を得た魚のよう情熱的意欲的

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精選版 日本国語大辞典 「湧然」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ぜん【湧然・涌然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 水などのわき出るさま。また、声などが盛んにわき起こるさま。
    1. [初出の実例]「勢さながら沸のぼる、潮のごとく涌然(ユウゼン)として、比利比原に攻寄せたり」(出典自由太刀余波鋭鋒(1884)〈坪内逍遙訳〉五)

よう‐ぜん【湧然・涌然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 ( 「よう」は「湧」「涌」の漢音 ) ⇒ゆうぜん(湧然)

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