身を以て(読み)ミヲモッテ

デジタル大辞泉 「身を以て」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身を以て」の意味・読み・例文・類語

み【身】 を 以(もっ)

  1. 直接、自分のからだで。一身を投げうって。
    1. [初出の実例]「児が身を以て帝后となし玉はんことを帝に上言し玉はらずば」(出典:暴夜物語(1875)〈永峰秀樹訳〉驢牛雇夫の寓言)
  2. 危く。かろうじて。やっとのことで。
    1. [初出の実例]「賠償の為めに足を繋がれたれば、身を以て逃るることだに能はざりき」(出典:帰省(1890)〈宮崎湖処子〉二)

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