奮い起す(読み)フルイオコス

デジタル大辞泉 「奮い起す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おこ・す〔ふるひ‐〕【奮い起(こ)す/振るい起(こ)す】

[動サ五(四)]
(奮い起こす)はげまして気力を盛んにする。「勇気を―・す」
(振るい起こす)手段・方法などを尽くして、学術産業などの勢いを盛んにする。「工業を―・す」
[類語](1発奮沸沸ふつふつ澎湃ほうはいあふれる燃え上がる旺盛沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎるみなぎるみなぎらす高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い立つもりもり隆隆盛ん鬱然勃勃油然ゆうぜん湧然むくむく気を吐くエネルギッシュ活発快活精力的あぶらが乗る水を得た魚のよう情熱的意欲的

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精選版 日本国語大辞典 「奮い起す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おこ・すふるひ‥【奮起・振起】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 自分の感情や気力などを充実させて気合を高める。強く奮発させる。ふるいたたせる。
    1. [初出の実例]「英国の人民は、〈略〉勢力を奮起(〈注〉フルヒオコシ)し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
  3. 手段・方法などを尽くして、学術・産業などの勢いを盛んにする。衰えかけたものをたてなおして勢いを得させる。
    1. [初出の実例]「大に商業を振(フル)ひ興(ヲコ)して」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉二)

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