奮い起す(読み)フルイオコス

デジタル大辞泉 「奮い起す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おこ・す〔ふるひ‐〕【奮い起(こ)す/振るい起(こ)す】

[動サ五(四)]
(奮い起こす)はげまして気力を盛んにする。「勇気を―・す」
(振るい起こす)手段・方法などを尽くして、学術産業などの勢いを盛んにする。「工業を―・す」
[類語](1発奮沸沸ふつふつ澎湃ほうはいあふれる燃え上がる旺盛沸き上がる沸き立つ込み上げるたぎるみなぎるみなぎらす高ぶる発揚燃える燃え立つ鼻息が荒い血気にはや奮い立つもりもり隆隆盛ん鬱然勃勃油然ゆうぜん湧然むくむく気を吐くエネルギッシュ活発快活精力的あぶらが乗る水を得たうおのよう情熱的意欲的野心満満精彩元気活動的動的ダイナミックエナジェティック建設的積極的肯定的自主的発展的能動的計画的前向きポジティブ熱狂的熱情的白熱的激越狂熱熱烈烈烈熱血熱っぽい血が騒ぐ血気盛んパッショネートホットバイタルバイタリティー生き生き溌剌はつらつ生生せいせいビビッド奮って自発的主体的意図的進取進んで我勝ち我先我も我もしゃにむにアクティブアグレッシブ自ら身を以てダイレクト作為作為的あえてえいやっと我劣らじと強気強引押して努めて曲げて断固断然思い切ってるか反るか思う様思う存分存分思いのまま力一杯精一杯率先果敢惜しみない意気込む本腰腰を入れる入れ込むひたむき肩肘かたひじ張る勢い込む気張る張り切る腕が鳴る腕にりをかけるハッスルしたり顔自慢顔自慢たらしい胸を張る得意満面得意顔有頂天意気揚揚鬼の首を取ったよう欣喜雀躍きんきじゃくやく意気が揚がるどや顔手柄顔天狗になる見得を切る大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「奮い起す」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おこ・すふるひ‥【奮起・振起】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 自分の感情や気力などを充実させて気合を高める。強く奮発させる。ふるいたたせる。
    1. [初出の実例]「英国の人民は、〈略〉勢力を奮起(〈注〉フルヒオコシ)し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)
  3. 手段・方法などを尽くして、学術・産業などの勢いを盛んにする。衰えかけたものをたてなおして勢いを得させる。
    1. [初出の実例]「大に商業を振(フル)ひ興(ヲコ)して」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉二)

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