気張る(読み)キバル

デジタル大辞泉 「気張る」の意味・読み・例文・類語

き‐ば・る【気張る】

[動ラ五(四)]
1 息をつめて力を入れる。いきむ。「―・って荷を持ち上げる」
2 気力を奮い起こす。いきごむ。「―・って仕事に取り組む」
3 格好をつけて見えをはる。また、気前よく金銭を出す。「―・って高級品を買う」「祝儀を―・る」
[類語]意気込む・勢い込む・張り切る・気負う・力む・肩肘かたひじ張る・腕が鳴る・腕に縒よりをかける・ハッスル・野心満満・精力的・活発・快活・精彩・元気・活動的・動的・ダイナミック・エネルギッシュ・エナジェティック・脂あぶらが乗る・水を得た魚うおのよう・建設的・積極的・肯定的・自主的・発展的・能動的・計画的・前向き・ポジティブ・情熱的・意欲的・熱狂的・熱情的・白熱的・激越・狂熱・熱烈・烈烈・熱血・熱っぽい・血が騒ぐ・血気盛ん・パッショネート・ホット・バイタル・バイタリティー・生き生き・溌剌はつらつ・生生せいせい・ビビッド・奮って・自発的・主体的・意図的・進取・進んで・我勝ち・我先・我も我も・しゃにむに・アクティブ・アグレッシブ・自ら・身を以て・ダイレクト・作為・作為的・あえて・えいやっと・我劣らじと・強気・強引・押して・努めて・曲げて・断固・断然・思い切って・伸のるか反るか・思う様・思う存分・存分・思いのまま・力一杯・精一杯・率先・果敢・惜しみない・本腰・腰を入れる・入れ込む・ひたむき・もりもり・盛ん・鬱然・澎湃ほうはい・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・沸沸・むくむく・みなぎる・みなぎらす・溢あふれる・燃え上がる・沸き上がる・沸き立つ・込み上げる・たぎる・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・気を吐く・ハッスル・したり顔・自慢顔・自慢たらしい・胸を張る・得意満面・得意顔・有頂天・意気揚揚・鬼の首を取ったよう・欣喜雀躍きんきじゃくやく・意気が揚がる・どや顔・手柄顔・天狗になる・見得を切る・大見得を切る

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精選版 日本国語大辞典 「気張る」の意味・読み・例文・類語

き‐ば・る【気張】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. ① 呼吸をとめて体に力を入れる。息をつめてりきむ。いきむ。
    1. [初出の実例]「一方をば孟説があぐる、一方をば武王の挙るとて、きはりたほどに、臏を絶たぞ」(出典:史記抄(1477)四)
    2. 「ウンと気張ってお雪を背負ひ」(出典:当世少年気質(1892)〈巖谷小波〉四)
  3. ② 気力を奮い起こす。元気を出す。奮発する。努力する。
    1. [初出の実例]「世上一同に帰せば、力なく其の方へ諸道の事はなるべき也。一人きばりて詮なし」(出典:十問最秘抄(1383))
  4. ③ 着飾ったり恰好をつけたりしてみえを張る。体裁ぶる。
    1. [初出の実例]「銭が無か、気張(キバ)ってゐる古褞袍(わんぽう)も、其風呂敷包も、きりきりこっちへおこせ」(出典:歌舞伎・幼稚子敵討(1753)四)
  5. ④ 気前よく金を出す。思いきって、金銭を多く出す。はずむ。おごる。奮発する。
    1. [初出の実例]「大水もはや引口のふもと川 きばるがうへもきばる船ちん」(出典:俳諧・望一千句(1649)六)
    2. 「炊婦(おさん)どんが一円の二円のと下駄を気張るさうだからネ」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉投機)
  6. ⑤ 江戸時代、上方で、米商人や米相場師などが、商売をする。米の売買をしたり、相場を張ったりする。
    1. [初出の実例]「売でも買でも、商内して居るを気張てゐると言」(出典:稲の穂(1842‐幕末頃))

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