デジタル大辞泉 「沸き立つ」の意味・読み・例文・類語 わき‐た・つ【沸き立つ】 [動タ五(四)]1 盛んに沸く。煮えたつ。「湯が―・つ」「鍋なべが―・つ」2 興奮して騒然とした状態になる。「勝利に―・つ」3 感情が高ぶる。「血が―・つ」[類語](1)沸き上がる・沸き返る・煮えたぎる・煮えくり返る・煮え返る・煮え立つ・煮立つ・たぎる・沸く・沸かす・沸騰・煮沸/(3)沸沸ふつふつ・澎湃ほうはい・溢あふれる・燃え上がる・旺盛・沸き上がる・込み上げる・たぎる・みなぎる・みなぎらす・高ぶる・発揚・燃える・燃え立つ・鼻息が荒い・血気に逸はやる・奮い起こす・奮い立つ・もりもり・隆隆・盛ん・鬱然・勃勃・油然ゆうぜん・湧然・むくむく・気を吐く・エネルギッシュ・活発・快活・精力的・脂あぶらが乗る・水を得た魚のよう・情熱的・意欲的 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「沸き立つ」の意味・読み・例文・類語 わき‐た・つ【沸立・湧立・涌立】 〘 自動詞 タ行五(四) 〙① 液体が底の方から激しく盛り上がってくる。湯が煮えたつ。また、そのように物事が生じる。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「その人波は、三鞭酒(シャンパアニュ)のやうに湧(ワ)き立(タ)って来る、花々しい独逸(ドイツ)管弦楽の旋律の風に煽られて」(出典:舞踏会(1920)〈芥川龍之介〉一)② 雲などが、むくむくとひろがり起こる。③ 激しい感情が突き上げてくる。胸が騒いで興奮状態になる。[初出の実例]「昨夜見た怖い夢は…ああ思入ればいとど猶胸は…胸は湧立つわ」(出典:武蔵野(1887)〈山田美妙〉中)④ 大勢が熱狂して騒ぐ。わきかえる。[初出の実例]「帰り新参の蓋開け前から湧き(ワ)き立(タ)つような人気であった」(出典:江戸から東京へ(1924)〈矢田挿雲〉一一)⑤ 発酵する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by