金甌無欠(読み)キンオウムケツ

デジタル大辞泉 「金甌無欠」の意味・読み・例文・類語

きんおう‐むけつ【金×甌無欠】

《「南史」朱异伝から》傷のない黄金のかめのように、完全で欠点のないこと。国家が強固で、外国の侵略を受けたことがないことをいう。
[類語]完全・完璧かんぺき・万全・十全・両全・満点・完全無欠・百パーセント・パーフェクト・全く・全まったい・文句なし・大丈夫・無傷・間然かんぜんする所がない・水も漏らさぬ・非の打ち所がない・もってこい・タイムリー・有り難い・うれしい・御おんの字・重宝・有用・有益・絶好・願ったり叶ったり・願ってもない・渡りに船・格好・頃合い・誂あつらえ向き・打って付け・ぴったり・好個・好適・適する・適う・適える・合う・沿う・そぐう・適合・適当・合致・即応・同調・フィット・相応・然しかり・即する・肌が合う・与くみし易い・然しかるべき・マッチ・究竟くっきょう・合い口・合目的・リーズナブル・好条件・見合う・匹敵・言い得て妙・恰あたかもよし・三拍子揃そろう・似合わしい・ジャストミート・思いがけない・当を得る・馬が合う・息が合う・順当・どんぴしゃり・所を得る・最適・壺つぼにはまる・水を得た魚うおのよう・結構尽くめ・言う事無し・見事・満足・八方好し・言うに及ばず・コンプリート・こよなく・上上・鮮やか・圧巻・あっぱれ・うはうは・上手・えも言わず・えも言われぬ・オールマイティー・会心・神業・冠絶・際立つ・群を抜く・傑出・しびれる・秀逸・充足・手練・称賛・上出来・ずば抜ける・卓出・卓絶・卓抜・長たける・達成感・超人的・長ずる・超絶・天才的・得意顔・特出・突出・抜きん出る・迫真・抜群・不朽・水際立つ・満ち足りる・物の見事

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精選版 日本国語大辞典 「金甌無欠」の意味・読み・例文・類語

きんおう‐むけつ【金甌無欠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「南史‐朱异伝」の「武徳〈略〉閤レ口独言、我国家、猶若三金甌無二一傷缺一」から ) 少しのきずもない黄金製の瓶(かめ)のように、物事が完全堅固で欠点のないこと。特に、国家が強固で、外国の侵略を一度も受けていないことのたとえにいう。
    1. [初出の実例]「我邦を金甌無缺(キンオウムケツ)万国に絶すと称して意気揚々たるが如し」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)

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四字熟語を知る辞典 「金甌無欠」の解説

金甌無欠

少しのきずもない黄金製の瓶かめのように、物事が完全堅固で欠点のないこと。特に、国家が強固で、外国の侵略を一度も受けていないことのたとえにいう。

[使用例] 我が邦を金甌無缺万国に絶すと称して意気揚々たるがごとし[福沢諭吉*文明論之概略|1875]

[使用例] 金甌無缺の国家のために[芥川龍之介*侏儒の言葉|1923~27]

[解説] 「金甌」は金の瓶かめのことで、天子の位や国家にたとえられます。

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